会社に頼らないで生きるブログ

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介護の仕事で出会った3人のエピソード 後編 【介護あるある】

こんにちわ

 

今日は、昨日に引き続き介護の職場で出会った人のエピソード集です。

 

目次

 

 

 

 

 

<介護で出会った人々>

 

1.初日から上から目線だった人

 

まず、1人目のご紹介はこの方 K君です。

前職も介護だったので、自分の仕事に自信があったようです。

なので、細かい部分を指摘します。

「ここの掃除全然出来ていないですね。」

「前のところでは、やり方が・・・・だったんですよ。」

などなど

言わなくてもよい事を本人は意気揚々にベラベラ話していました。

当然、働いている人は良い気持ちはしません。

 

3日後には、従業員のほぼ全員を敵に回していました。

特に、お局の方々は怒り心頭です。

介護の現場で年配女性に嫌われると後が大変です。

 

介護長の人がK君がそこまで、でかい口を叩くのならいろんな仕事をやってもらいましょう!!となります。

 

K君も、仕事を奮闘しますが周りからの援助が無いため就職した頃の覇気が一瞬でなくなってしまいます。

 

仕事もできないのにでかい事をいった人間では信頼は勝ち取れません。

 

それ以降は、大人しく仕事をしていましたが事あるごとに不要なことを言ってしまう為ついには管理者にも目をつけられてしまいます。

 

半年後にK君は、管理者からも嫌われてしまい他の店舗に移るよう辞令が出され異動していきました。

 

 

2.元エリートだった人

 

大企業から独立して塾講師になったエリートのNさんです。

年齢も40歳代だったと思います。

貫禄もあり、低いうなるような声がとても印象的な人でした。

Nさんは、私と同期入社です。

ですが、私のことなど気にもしていないようで話をしても素気のない返事だけでした。

 

 

その後は、シフト制のため一緒に仕事をする機会が減ります。

久しぶりに仕事に会うもやっぱり会話すらできないので私も自分から声を掛けるのは辞めました。

 

介護の仕事は1ヶ月もすれば1日の仕事流れを把握することができます。

私も、1ヶ月後には当日のリーダーになれるくらいまで仕事を任せられるようになります。

Nさんは中々次のステップに移ることができていません。

Nさんが成長しないのには理由がありました。

 

Nさんの仕事を見ているとあることがわかります。

食器を洗うなど利用者と接しない仕事を率先して行う。

トイレ介助でも人を選んで行う。

など、明らかに仕事をする上で楽な仕事をやっていました。

 

しかし、こんな仕事をずっとする事は許されません。

お風呂介助、体重の重い人のトイレ介助など今まで避けてきた仕事をやらされるようになります。

当然、失敗の連続です。

それでもNさんはなんとか仕事を続けていましたが、やはり隙を見て手を抜く事を続けています。

 

就職して2ヶ月後に私とNさんや他に新しく入った職員の歓迎会を行うことになり、ここで決定的な出来事が起こるのです。

 

私は仲の良い年配の方のところでご飯を食べていました。

Nさんは、管理者や看護婦長のいる席にいました。

 

グラスを持って、足を組んで上機嫌に何かを話しています。

 

飲み会も中盤にお酒の入った管理者は、Nさんに向かって日ごろの鬱憤が出てしまいます。

「Nさんを雇ったことは失敗だった」

と言ってしまったのです。

 

飲み会の1週間後、Nさんは自主退職していきました。

 

管理者の発言は確かに酒の席とは言え良いものではありません。

しかし、仕事を覚えようとしない人間は見ていて辛いものがあります。

 

介護の世界は狭いので、Nさんが別の場所で就職したことが風の噂が流れてきます。

やっぱり、中身が変わらないようでどこに行っても長くは続かず、試用期間で雇い止めになっていました。

 

 

 

3.ギャルのような人

 

私が会った中で、強烈な印象を残したのがこのTさんです。

Tさんは、別の店舗の利用者の娘さんでした。

 

Tさんもたまたま仕事を探していたので渡りに船で入社し、仕事初日はバッチリメイクで仕事をしていました。

どこぞのキャバクラ嬢のようなミニスカートで出勤したのには驚きです。

 

しかし、化粧をしても意味がない事がわかり次の日からはスッピンにマスク、服装もジャージでした。

あまりの変わりように、えっ!!誰っ!!と皆思っていました。

 

そんな、仕事を何か別の場と考えていた彼女はシフト通りに出社はしません。

週5日頑張って働きますと言ったらしいのですが週1回しかまともに来ません。

 

さすがに管理者も1度面談をし、Tさんの意思を確認すると

「頑張って出勤します。」

と言ってきたのでもう1度彼女を信用する事にします。

 

しかし、その後彼女は二度と出勤する事はありませんでした。

 

とんでもない人だったと誰もが忘れかけていた頃に

2日出勤したので給料を欲しいとちゃっかり連絡だけはしてきたのです。

 

給料は払わなければいけませんから、銀行の口座を教えてくださいと事務の方が応対すると、なんと彼女は銀行の口座を持っていなかったのです。

 

介護施設に現金は置いてないので振込みしますというと、また音信普通になります。

 

 

 

 

それから、さらに一ヵ月後に電話がきました。

 

もう、誰もTさんの事は忘れていました。

 

電話に出た人が急に慌てだし

「ちょっと、○○金融ってところから電話なんだけど・・・」

聞いたことない所から電話がきました。

代わって電話に応対した人間が話をある程度聞いた後に

「もうその方は関係ありません。」

と言って電話を切りました。

 

なぜ、電話がかかってきのか?

Tさんが消費者金融にお金を借り、どうやら私の働いていた施設に未払い給料があるからとお金を借りたらしく、その催促の電話だったようです。

 

 

 

<最後に>

二回に分けて紹介したエピソードです。

想像の話ではなく全て実話です。

介護にはいろんな人がいます。

付き合う時には、少し時間をかけて相手を理解すると誤解を招くことはありません。

もし、介護で人と付き合う時には、ご注意を

 

 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。