おはようございます。
カイジ「お金は命より重い本!」を読んで、自分がお金の価値を軽んじていたことを知りました。
みなさんはどうでしょうか?
目次
考えてみよう!日常でよく見かけるお金の問題
今日は、この記事を読んだ方に、質問があります。
この問題は、本に記されていた問題です。
Q
1あなたが欲しかったスマホが10万円で売られています。
しかし、隣町(往復1時間)のお店で9万7000円で販売されています。
あなたなら、隣町で買いますか?
2あなたが欲しかった本が3500円で売られています。
しかし、隣町(往復1時間)のお店が閉店セールで500円で販売されています。
あなたなら、隣町で買いますか?
このような問題ではみなさんの行動はどうでしょうか?
お金に関する心理
先ほどの質問では、本書によれば多くの人が1の場合はお得感が少なく面倒なのでその場で買う。
2の場合なら隣町まで買いに行くと回答があります。
1なら10万で買うのに3000円の値引きじゃ、隣町に行くだけ損かな。
2なら3500円が500円の大特価になっている。行かなきゃ損。
しかし、同じ3000円です。
この問題には、大きな示唆が隠れています。
それは、金額が大きくなるとお金の価値を軽んじることです。
金額が大きくなると1円の価値がどんどん低くなってしまう心理が働きます。
- 1円を軽んじる例の代表
車や家を購入した人なら経験があると思います。
新車を買ったなら、オプション1つくらい追加してもいいか。
新築の家を買ったなら、カーポートやウッドデッキも一緒につけてもいいか。
と、本来買う予定の無いものさえ追加してしまいませんか。
数百万、数千万の買い物は、さっきの問題以上に1円の価値を軽んじる傾向があります。
企業も利益確保のためには仕方ないことです。
物によってお金の基準を変えて買い物をしてしまうと気付いた時には、借金地獄に陥ってしまう可能性があります。
お金の価値は二つの基準で考えよう
お金の価値は、本体の金額で考えると惑わされます。
さっきの問題なら
1の場合
値引き金額は3%
2の場合
値引き金額は約85%
値引き率で比較をすると、2の場合は確かに安くなったと感じますね。
では、もう1つの基準を加えましょう。
それは、自分の労働価値です。
要するに、自分の時給ですね。
みなさんは自分の時給はいくらですか?
私は現在、アルバイトなので時給1000円です。
正社員で一番もらっていた頃で月収25万です。
その頃の時給はおよそ1380円です。
3000円の価値って、2時間~3時間働いた金額の対価です。
このように考えると、さっきの問題でもきっと答えが変わると思います。
自分の時給は、急に上がりもしなければ下がりもしません。
目の前の金額だけではなく、自分の時給を加えて比較してみましょう。
3000円の値引きなら2時間までの労力は許せる。
と、条件がさらに加わり問題1で隣町まで行かないと選んだ人も考え方が変わる人もいると思います。
最後に
お金を稼ぐ=攻める方法を勉強する人は多い
お金を使う=守る方法を勉強する人は少ない
と本書に書かれています。
今回は安さの視点でしたが、逆手に取った商法も数多く存在します。
使うって、自分で決められるから慎重に考えるように思えても相手に上手く買わされていることが多い事です。
それは、相手が売るプロですからあの手この手で私たちに情報を与えお得感を煽ってきます。
今回は、1つの考え方です。
独自のお金の基準を持つと余計なものは買わずお金を守ることができます。
安易な低価格競争に振り回されることも少なくなります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。