おはようございます。
長かった冬休みも今日で終わりです。
学生時代のあの頃を思い出す1日になりそうです。
さて今日は、今週のお題にあった「私の推し」について書いていきます。
今回の記事の内容
私の推している人物
推しという言葉が流行ったのはAKBが全盛期だった頃ですね。
確かにアイドルグループは煌びやかで男性の心を虜にするのですが、私は幸いにしてそこまで没頭する事はありませんでした。
私が今でも推しているのは小説の中で登場する人物です。
高校時代に読んでいた吉川英治さんの書いた三国志に登場していた曹昂という武将です。
推しの魅力はココだ!
三国志と言えば劉備、曹操、呂布、諸葛亮など有名な武将が多くいますがなぜ、この曹昂を選んだのか?についてです。
正直言って曹昂は関羽・張飛のような豪傑でもなければ、周瑜・諸葛亮などの智謀を持っていません。
登場シーンも小説で数ページだけです。
しかし、このたった数ページで彼は最高の仕事をします。
197年、曹操が張繍軍を降伏させて宛という都市に居る時です。
張繍の亡き叔父の側室がとても妖艶な人だったため、曹操はその容姿に惚れて自分のものにしたため張繍の怒りを買います。
ここで有名な悪来典韋の仁王立ちで曹操を守るシーンがあります。
が、その後も曹操を倒せ!と敵に追いかけられます。
逃げる途中で敵の弓矢で怪我をした曹操もついに観念した、その時に曹昂が登場します。
曹昂は単騎で父曹操を助けにきて、自分の馬を与えて先に逃がします。
馬も無い彼は少しでも時間稼ぎをするために敵陣に突っ込み、即座に討たれます。
ここで彼の生涯が閉じます。
忠義のために尽くす、一緒に逃げるのではなく敵に突っ込む潔さ、たった数ページの出来事ですが私は彼に惚れました。
武力、智謀、政治力など様々なものがありますが、曹昂に魅せられた死地での覚悟こそ私が曹昂を推す理由です。
最後に
吉川さんの三国志は劉備が黄巾の乱に巻き込まれるところから始まり、諸葛亮が亡くなるまでの長編物語です。
その中でこの曹昂シーンは序盤の方にあるのですが、今でも色褪せる事無く私の中に残っています。
多くの武将の散り際がありますが、私の中で一番カッコいいと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
特別お題「わたしの推し」