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”毛利元就~独創的経営法とリーダーリップ~”を読んで【参考読書時間:4時間】

 

おはようございます。

 

今日は6連勤最終日です。

1日休みで短いですが、来週は祝日が絡む久々の3連休なので、やっとゆっくり休む事が出来そうです。

さて、今日は読み終わた本の読書感想文の回です。

 

もくじ

 

毛利元就 ”独創的経営法とリーダーリップ”

 

 

 本書は戦国武将の毛利元就の戦略を元に現代の経営にも応用できる部分があるのではないか?という一冊でした。

経営の部分に関してはちょっと難しい部分はありましたが、歴史の話の部分は実に興味深く面白い内容でした。

 

 

毛利元就の幼少期

 

 

 毛利元就は中国地方に君臨した大大名です。

その名高い大名ですが、冷徹な一面を持ち合わせ謀略によって多くの武将を亡き者にしています。

なので、私の中では恐ろしい武将というイメージがあります。

そんな元就がなぜ、そこまでの人間になったかは幼少期の頃の境遇が関係します。

元就は5歳の時に母が亡くなり、11歳で父が亡くなり、兄は当時の室町幕府の要請で京で仕事をしていました。

しかも、兄がいなくなってからは家臣の井上元盛に乗っ取られるような状況になっています。

この幼少期の暮らしが毛利元就の人格を形成したのでしょう。

裏切りものは絶対に許さないのです。

後に毛利家を井上から取り返すのですが、その際に井上の者たちをほとんど抹殺してしまいます。

 

 

尼子と大内

 

 

 毛利元就吉田郡郡山には大きな国に挟まれています。

それが尼子と大内です。

毛利家単体ではどうにもならない程の強大な相手なのでどちらかに属する必要があります。

そこで毛利が選んだのは大内家です。

しかし、大内家の大内義隆は息子を戦で失い文化に重きを置くようになり重臣陶晴賢とぶつかるようになります。

そして、ついに陶晴賢は謀反を起こし大内義隆を自害に追い込みます。

時は戦国時代です。

ましてや、大内は絶対王者ではなく領土拡大を目論む尼子が傍にいて休まるはずがありません。

山口が小京都と呼ばれるのは大内義隆の功績であり、鷺舞いという京都の伝統を絶やさなかったのも彼のおかげです。

しかし、この時代に文治は難しかったのが本音です。

毛利も文治はまだ早いと武断政治を進めます。

その後、大内を乗っ取った陶晴賢厳島の戦いで討ち取り、尼子も内部から崩壊させて滅ぼします。

 

 

本書で面白かった所

 

 

 毛利元就は優秀な武将です。

しかし、本書ではそんな彼のミスを指摘しています。

それは織田信長の存在を見誤った事にあります。

毛利元就の三本の矢にあるように自分の領地を3人でよく守りなさい、そして決して天下を狙うような事はするな、天下の争乱に加わるような事はするな!と残します。

織田信長明智光秀の謀反で倒れますが、後の豊臣秀吉の前に毛利家は屈する事になります。

毛利家は存続出来ましたが、元就の思ったような自主は保てずに強大な国に従う事になります。

欲をかいて領土拡大はするべきではありませんが、大きくなった国との向き合い方も考えないといけません。

自分の領地を守るためには時には戦わなければなりません。

 

今回読んだ本↓

毛利元就―独創的経営法とリーダーシップ

 

 

最後に

 

 

 経営の話も多かったのですが、それよりも歴史の話が面白くてそちらの方が印象に残っています。

そういう意味では本書の意図を読み取れていません。

それはそれで良いかなって思います(笑)

次こそは毛利元就の歴史を学ぼうと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。