おはようございます。
今日は読書感想文の回です。
もくじ
小生物語
本作品は乙一という作家さんの日記です。
本作品は作家さんもお金を出して買わない方が良いと書かれている程の内容の無い一冊だそうです。
そこまで言われると気になるのが人間の性ですね。
本作のお気に入りの部分
読んだ感想として知識欲を満たすという事は全くありませんでした。
乙一さんという作家さんの日常日記で1日の出来事を書いているはずなのにわずが数行で終わったり、架空の人物が登場したりと自由度の高い日記でした。
本格ミステリーを読みたいならおススメはしません。
しかし、ゆるい作品を読みたいならおススメです。
私は本作を読んでこの作家さんの想像力豊かな部分に興味を惹かれました。
特に好きだった部分は、ある日ソファーを買った時に一緒に小さな子どもが家にやってきたそうです。
その少年は追い払おうとすると悲しい顔をするので、結局そのまま一緒に暮らす事になりました。
その少年は事あるごとに登場し、乙一さんも段々と愛着が湧いてきたようで邪険に扱うような事はありません。
そんな2人の生活もいきなり終焉が訪れます。
引っ越しと同時にソファーを撤去する事になりました。
ソファーを持ち出すとその少年も一緒にソファーに乗って去っていったそうです。
なんとも不思議な物語を演出されていました。
こんな小話みたいなものが満載の一冊です。
小生物語を読むなら↓
最後に
たまにはゆる~い作品を読むのも良いですね。
何か嫌な事があっても忘れさせてくれるような心地でした。
何も得るものは無いと作者は言っていましたが、その分だけ吐き出す事が出来たとおもいます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。