おはようございます。
今日は読書感想文の回です。
もくじ
本当は怖い!日本昔話
このシリーズの本を最近よく読んでいるので”かちかち山”の惨さや”猿蟹合戦”の凄まじい仕返しを読んで、これが本来の感情ではないかと思います。
カチカチ山のように婆さんが殺され、しかも鍋の具にされたらどんな事をしてでも狸を探して血祭りにあげようと思います。
ただし、やり方がエグ過ぎるので目を覆いたくなってしまいます。
どこかが違う日本昔話
〇舌切雀
舌切すずめのお話が少し変わっていました。
私の記憶ではいじわるばあさんに大事な雀の舌が切られてしまい、逃げてしまった雀に再度会って金銀財宝の入ったツヅラを持ち帰ります。
その様子を見た欲深なばあさんも雀に会ってじいさんと同じようにツヅラをもらうが中には金銀財宝はなくムカデや馬糞などの汚いものばかりでした。
このような話の中でちょっと気味の悪い部分がありました。
それはおじいさんが雀を探しに駆け回っている時です。
雀が舌を切られ、その滴る血を頼りに追いかけるが途切れて途方に暮れます。
その近くで牛引きに出会うのですが、その人がじいさんに牛のションベンを飲んだら教えてあげるよと言います。
その後に馬の尿や糞を食べたり、イバラのツタを巻き付けて転がったりとなぜかじいさんが痛い目に遭っています。
私はじいさんも雀に対して何か折檻していたのではないかと考えてしまいました。
こぶとり爺さんの話は結末がおかしな事になっています。
こぶが無くなったじいさんとこぶが2つになったじいさんの2人がその後どうなったかという部分が描かれていました。
こぶが無くなったじいさんは、社交的になり外に出歩く事も増えました。
そのために酒飲みになってしまい、貧しい生活になってしまいました。
反対にこぶが2つに増えたじいさんは、さらに外に出歩く事がなくなり仕事ばかりをしていたので蓄えが増えて大きなお屋敷を立てて、そのうちに家族もできて最後は和やか雰囲気の中で息を引き取ったそうです。
こんなオチだとどっちが良いのかよくわかりません。
最後に
本作ではなぜか昔話をエロの話に持っていく部分も多かったです。
桃太郎は実は近親相姦で鬼は邪魔な爺さんだったとか、一寸法師の刀はペニスでお椀が女性器の象徴だったとか真面目に書いてあったので電車の中で我慢して読んでいました。
人間の想像力は果てしなく豊かだなと思った一作品です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。