こんばんわ
今日は昨日の続きの記事です。
もくじ
笑顔の人間の本当の顔とは?
昨日の記事で書いたようにニコニコしている人は最初の警戒する部分が大幅に減ります。
そのために、相手の懐に入るのもとても上手でしょう。
笑顔の時は如何にも人の良さそうな対応をしていますが、最後の最後で大どんでん返しを喰らわせてそのまま消えてしまうのが常です。
今まさにその通りの人物が私の目の前にいます。
最重要危険人物
私はの職場にいる社長がまさに最重要危険人物となっています。
初めて社長と出会ったのは3年前ですが、その時から人の良さそうな笑顔と物腰の柔らかい接し方でした。
そのため、最初の印象が良く快適な職場なのだろうと思っていました。
しかし、あれから数年が経過し、少しずつ本性が見えてきました。
この本性と言うのは激昂する場面を見たという事ではありません。
なのでブラック企業だと誤認する可能性があるのです。
それではなぜ最重要危険人物なのかを示します。
1.全く叱らない
これには本当に脱帽です。
どんな失敗をしても叱る事は無く、大丈夫ですよ!と言っています。
働く側にとってはありがたいのかもしれません。
ただし、仕事に対しての緊張感がなくなり失敗に対しての改善がいつまで経っても見えないという状況になります。
2.注意をしない
先程の優しすぎる部分があるために、口頭で厳しく注意する場面を一度も見た事がありません。
そのため、数年働いている人も全く成長が見られず、致命的に基礎が育たないのです。
私は何度か社長に改善策を話したことがあります。
利用者の忘れ物が多いから、最初に着替え、荷物をまとめるなどを徹底させる事を伝えました。
しかし、少しの改善があったのみで徹底はされていません。
そんな社長が一度だけ利用者にキレた事があります。
それは店舗の備品に危害を加えた時です。
その時は尋常じゃないスピードで利用者を掴み、外に一緒に出て行きました。
スタッフがどんな怪我をしても見過ごすのに、店舗の備品の時には全力を出すのです。
3.スタッフの教育を全くしない
注意をしないという項目に近いのですが、スタッフの教育をほとんどしていません。
事務作業などは懇切丁寧にしているのですが、現場に出る時の教育をしていないために利用者に振り回されている人がほとんどです。
出したおもちゃはスタッフが片づける、着替えで出しっぱなしの服はスタッフが片づける、1人でしか遊べない利用者には常にマンツーマンで対応する。
どれも仕事として最低レベルです。
私たちの仕事は利用者の自立レベルを上げる事です。
将来を見据えて仕事をしている従業員はいません。
そのため、今働いている人はこの会社では仕事が出来ていると錯覚しています。
他に行けばクズ社員だというのに全く気が付きません。
4.飴と鞭の使い方が異様にうまい
今の会社の給料は安いです。
ただし、不満は出て来ません。
これで納得させる理由があるからです。
その理由とは社長が仕事のある時間だけの勤務で良いからと言っているのです。
仕事の時間は6.5時間が基本なのですが、実際に働く時間は4時間です。
利用者の来る時間に来てもらえれば良いよ!と言うので甘えています。
しかも、2.5時間分の仕事をしなくても決まった月給を支払っているという暗黙のルールがあり、働いてる我々にはメリットに見えるのです。
最初はありがたいと思っていましたが、これが実は大きな落とし穴でした。
今の仕事は昼から夕方で変動する時間帯の仕事なのですが、この時間を動かせないためダブルワークなども難しいです。
しかも、夏休みや冬休みなどの学校が休みになると朝から仕事になり、変則的な時間になります。
これでは月給を増やすために新たな仕事を追加するのに非常にリスクがあります。
安月給で人を縛るために上手な飴を与えていると納得したものです。
今の会社で勤める危険性
今の会社が終身雇用で年功序列があるなら働く我々にとっては最高の会社です。
しかし、長く続かないでしょう。
今の会社は表面上は笑顔が多く楽しそうに見えますが、内容が伴っておらずいずれ問題が表面化してきます。
自分たちのレベルで手に負えない利用者が現れた時に対応する事が全く出来ません。
それを知ってか知らずか放置する社長は何を考えているのか全くわかりません。
最後に
私は介護福祉の業界に働いて通算で8年くらいになります。
社長はこの業界の人では珍しいくらいに優しい人でした。
人は優しいだけでは信用は勝ち取れないという事を学びました。
厳しさと優しさの両面が無いと説得力が無いからです。
社長の優しさにほとんどのスタッフが完全に陶酔しているので、会社を辞めるまでは現実を知る事はないでしょう。
実に恐ろしい人です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。