会社に頼らないで生きるブログ

自分の経験談、思ったことを書いていきます。簿記を勉強中!

【惑わされるな】数字のからくり

おはようございます

 

今日は、与えられた数字だけを鵜呑みにするな!ということを書きます。

巷にはたくさんの情報があります。

100%良い情報なんてこの世にはありませんし上手く誤魔化して悪い部分を見せないようにしている場合もあります。

疑りの目を持つための回にしたいと思います。

 

 

目次

 

 

大学の就職率のからくり

 

 

私が大学生の時の話です。

 

3回生の終わりになると就職活動が始まり、生徒には就職セミナーの案内の通知が届きます。

 

そのセミナーに行き、話しを聞いてまず、直近3年間の就職率の話があり驚愕の数字を述べていました。

 

直近の就職率が95%だったのです。

 

この数字を聞いて就職ができそうだなって安心感はありましたが、セミナーの最後に就職か進学を書く進路選択の用紙を渡されました。

 

この紙を渡されてある違和感を感じました。

 

実際、このセミナーに全ての生徒が来てない事を知っていたのでよくよく話を聞くと生徒の出席率は50%くらいで、尚且つ進路希望に就職と書いた人の割合が90%なのだと。

 

実際に、私の大学で4年間で卒業する人は60%くらいです。

 

その数字の根拠は

 

1.私の大学では、1年間におよそ1割の生徒が留年または退学していく。

  私の学部は400人いたので、一年で40人がいなくなり

 現役で卒業するのが240人となります。

 

2.就職セミナーに行く生徒の数は卒業見込み生徒のおよそ50%

 

この数字を考えると

 

400-160=240人 

学部全員 - 4年間で留年又は退学する人数=現役で卒業をする人数

 

240×50%=120人 

現役で卒業する人数 × 進路希望を提出する人数 = 現役で就職をする人数

 

120人÷400人=30% 

現役で就職をする人数 ÷ 学部全員 = 大学を卒業と同時に就職する人数の割合

 

就職課の人たちが言う就職率は95%は言い方によって確かに合っていますし、これから就職活動を頑張ろうとしている人たちの勢いをつけてくれます。

大学を卒業する人たちにとっては追い風のようですが、実際の大学の就職率をみると思ったより低い数値です。

この場合、就職セミナーに参加した人の合格率は95%と言うのが正解です。

私の大学を現役で就職する人間は30%と言えば説得力も増します。

この数字に達成できる人は少ないですとでも話せば、ここまでの道のりが大変であったと再認識して無駄ではなかったと思い最後の就職活動という難関に立ち向かう事ができるでしょう。

 

 

この数字のからくりを知るといろんなことに応用できることに気がつきました。

まず、就職率95%は良い部分を集めた数字です。

周りにある数字がいかに都合よく書かれているかを感じます。

 

 

新型ウィルスコロナの陽性者が増える理由

 

 

コロナウィルスで考えると

7月になり陽性の人が200人を超えてると報道が多いことをよく取り上げています。

しかし、陽性者が増えているのは単にウィルスが蔓延しているからなのでしょうか。

 

私は、少し見方が違います。

 

5月の頃のPCR検査と7月のPCR検査の差を見逃してはいけません。

 

5月の頃の検査は1000人/日

7月の検査は2500人/日

 

東京コロナの感染者と検査の数字 

外部リンク↓

https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 

と発表もあります。

 

ようは検査する人数も増えてそれに伴って感染者の発覚も確認できたのです。

 

もちろんコロナの予防も続けていくことは重要です。

 

しかし、数字のからくりに惑わされると考えることのできない人間になってしまうので数字を考える時には分母を考えてみると自分の納得できる本当の数字が見えるかもしれません。

 

少なくとも私はそう思います。

 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。