こんばんわ
いきなりですが、お金の話は大事です。
そんな事は誰もが知っています。
しかしお金の事を詳しく説明はできません。
なぜなら、小学校~大学まで必修科目ではないからです。
10年以上前に購入した本ですがせっかくなので今一度読み直しました。
今回の記事の内容
なぜお金の勉強をしないのか?
人生においてお金の勉強などしなくても生活はできます。
数十年前まではそれでも良かった。
なぜなら終身雇用と年功序列で1つの会社で最後まで面倒を見てもらえるからです。
だったら誰も面倒な勉強なんてしませんよね。
老後も年金で生活に困る事なんてありません。
こんなビジネスモデルが戦後日本に植え付けられたお金への勉強を怠慢にさせた原因です。
日本の労働モデルの崩壊
旧日本モデルは既に限界が来ています。
小泉内閣の時に非正規雇用の大枠を撤廃し、その結果正社員よりも非正規雇用の人たちが多くなっています。
それでも2020年の労務省のデータでは就業人口5638万人(役員を除く)
となっています。
非正規の雇用者たちは当然ですが、年功序列や終身雇用などの恩恵はほぼありません。
会社の業績が悪くなって人員削減があれば真っ先に解雇される人材です。
正社員だからと言って安心もできない。
企業の倒産件数を皆さんはご存じでしょうか。
2000年から毎年10000件以上の会社が倒産しています。
しかし母体の数字は多く400万以上の企業が日本国内に存在します。
この数字だけなら毎年0.001%くらいしか減らないので安心に見えます。
しかし、恐ろしい資料を見つけました。
参考資料
<財務省財務総合政策研究所「フィナンシャル・レビュー」
平成29年第3号(通巻第131号)2017年6月>
400万ある企業の数が2040年には300万を下回ると予測されています。
25%の企業が廃業、もしくは倒産をする計算になっています。
原因としては、
- 高齢化に伴い自主的に廃業をする
- 新規事業主の創生が減っている
単純に企業が増える数字より減る数字が多いというのです。
今から20年後だと私もまだ60歳ではないので年金も受け取れません。
25%の企業が無くなっても仕事ができるかは誰にもわかりません。
お金を勉強するとは将来のためである
先ほどのデータはあくまでも予測です。
自分の実力に絶対の自信があり、どこに行っても仕事ができるなら特に不安もありません。
しかし、そんな自信に満ち溢れた人間がどれほどいるでしょうか。
私だって今は将来に不安があります。
住む場所、食べる物、着る服など全てお金が関わっていきます。
そのためにお金について勉強をする必要があります。
お金で幸せが買える事はありませんが、少なくとも安心です。
ドストエフスキーは言いました。
「お金は鋳造された自由である」
生涯にわたって付き合うお金を勉強しない手はありません。
最後に
今回、本の内容には入っていませんので後編に続きます。
実態の数字を調べているとどんどん文字数が多くなってしまいました。
調べてみると恐ろしい事が書かれていますね。
特に企業の件数推移予測では東京圏、大阪、福岡、名古屋などの大型都市、沖縄などはそこまで数字は落ちていませんが、それ以外の所がガタ落ちになっています。
田舎でなんとか仕事をしている私も将来は安心はできないと認識できました。
企業件数推移で低い所では20年後に50%がなくなっています。
2017年の予測なので今回のコロナの影響は含まれていません。
これからさらに激動の時代を迎えます。
そのために自分の身を守るための術を今からでも考えたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。