こんばんわ
気温が上がらない日は辛いですね。
体が冷え過ぎると布団に入っても中々寝つけないと知りました。
さて、今日はある記事について思った事を書いていきます。
今回の記事の内容
”4県で知的障碍者ほぼ終日施錠”という記事を読んで
記事リンク
4県で知的障害者ほぼ終日施錠 埼玉、新潟などの公立施設(共同通信) - Yahoo!ニュース
この記事では知的障碍者施設でほぼ終日施錠し常態化している事がわかったとされている。
その事について施設側は他人や個人の安全面のためと説明しているのに対し、障がい福祉の方面からは”虐待に当たる”と批判が相次いでいるという内容の記事です。
私の個人的な意見
批判する側にはまさしく現場を知らない人だと思いました。
安全面という主張は至極最もな発言です。
1人だけをマンツーマンに見れるなら確かに施錠の必要はありません。
しかし、どの施設でもそんな手厚いサポートをする所はなく、会社の運営のために利用者を上限一杯に集め逆に人員は最低限に抑えなければなりません。
そんな状況下で果たして自由な行動などさせたらどうなるか考えれば想像するのに難くありません。
私は放課後等デイサービスで働いていますが、外に出る時は特に気をつけています。
車、自転車、歩行者など気にするポイントを挙げればキリがありません。
ましてや、この文面にあるように道行く人に他害行為(誰かに怪我をさせる)などされた日には謝罪では済まなくなる世の中です。
利用者は仕方ないとされても会社として訴えられる可能性があります。
そんなリスクを負って普段は仕事をしています。
外に放り出しても問題ないなら親もわざわざ預けたりはしないでしょう。
自由にさせたいが遥かにハードルが高い
私たちに仕事はまず安全が第一です。
そこが一番下の土台です。
安全が確保出来たらようやく多少の行動は許容されます。
ただし、目を離す事はほぼ出来ません。
自分の子どもだったら転んで怪我をしても問題ないかもしれませんが、私たちにはお客様です。
何かあれば報告しなければなりません。
そんな状況で働いているのに外に出られる可能性を与えるのは私たちとってはさらなるリスクにしかなりません。
最後に
なぜ施錠しないといけないのか?まずはここから分析する事が大事です。
施設側の主張である安全面が確保できないのは怠慢だ!と簡単に思っているのかもしれません。
出来るなら人間らしく自由に行動をさせたいのは私たちも思っています。
批判する前にこの状態になった理由を理解しようとしない限り永遠に平行線を辿り、虐待という言葉を盾に変な制度が出来る可能性があります。
そうなればこの業界で働く人はさらに追い込まれます。
今や無くなる事はない業界ですが、誰もやりたくない仕事になってしまう可能性もあります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。