会社に頼らないで生きるブログ

自分の経験談、思ったことを書いていきます。簿記を勉強中!

1人暮らしの事件簿 FILE2【大学時代の実体験】

 

 

こんばんわ

 

 

今日は、昨日の書いた記事の続きです。

良い顔をして近づく人ほど怖いものはありませんね。

前回の内容はこちらから

 

madamaniau.info

 

 

 

 

目次

 

 

 

優しい雰囲気の寮母さん

 

 

私が大学生の頃に最初に住んでいた寮は寮母さんがご飯を作ってくれます。

ご飯は食べ放題なので夜一回の食事で食い溜めをよくしていました。

天ぷらやトンカツなど様々な料理が出てきます。

夕飯は1つの楽しみでした。

 

そんな寮母さんは料理だけでなく、私たちの共有スペースの掃除もしてくれます。

しかし、私たちのスペースは2階にあり足腰の悪い寮母さんには辛い仕事のようでした。

 

そこで私は寮母さんに声を掛けて、時間のある時でいいのなら共有スペースの掃除をしますよと言うと

「助かるわ。」

と言ってお願いされます。

1週間に2回の掃除をするのですが、廊下をクイックルワイパーで拭いてトイレも雑巾で便器周りを拭いて中をブラシで掃除するくらいなので時間にして10分くらいで終わります。

 

私も良い事をしたなと思っていました。

それから週に2回の掃除が日課になります。

すると、寮母さんが差し入れをしていただけるようになりました。

お菓子やジュースなど食べ物ですが、いつもありがとうねと渡してくれます。

 

 

寮母さんと仲良くなって・・・・

 

 

掃除をするようになって数カ月が過ぎ寮母さんとも仲良くなっていきます。

ある日の晩です。

ちょっと遅めの帰宅になり夜9時ごろにご飯を食べる日がありました。

遅くなっても寮母さんはニコニコとしながらやさしい声を掛けて冷めたおかずを温め直してくれました。

 

あったかいご飯を食べていると寮母さんは部屋の奥にはいかず、食堂に一緒にいます。

そして、何やら話を始めます。

その時は、お腹が減っていたので話を半分しか聞いていませんでした。

 

「あのねー、この世の中は大変な事が多いのよ。」

もぐもぐ

「そんな時に救世主でもいたらいいのにね。」

もぐもぐ

「悪魔との戦いが始まるのよ。」

もぐもぐ うぐっ!

「そんな戦いには勝たないといけないですね。」

 

「そうなのよ!だから、あなたにも話を少しだけ聞いて欲しいのよ。」

もぐもぐ

「少しならいいですよ。」

「今週の日曜日に少しだけ時間を頂戴ね。お昼もでるから。」

 

と言って、私もちょうど夕飯を食べ終わり自室に戻りました。

その時は、深く考えていなかったので昼食が食べられるならいいかぐらいしか思っていませんでした。

 

 

 

~約束の日曜日~

 

 

お昼に部屋でくつろいでいると寮母さんが声を掛けてきます。

そこで、先日の夕飯の時の約束を思い出し下に降りると、どこか別の場所で話を聞くという事になりました。

私も慌てて着替えを済ませると寮母さんが運転する車に乗って出発します。

ランチ代が浮くなと悪い事を考えているとファミリーレストランや定食屋などの通りを過ぎてあるマンションの駐車場に入ります。

寮母さんの後をついて行きある部屋に入ります。

 

部屋には女性が2人います。

なにやらよくわからない装飾や写真などあり禍々しい雰囲気です。

寮母さんとその女性は軽く話をした後に昼食はまだだと言う事で一緒に食べる事になります。

スーパーでよくあるうどんと天丼のセット品でした。

それを食べ終えると奥の部屋に案内されます。

 

そこで、寮母さんと私は用意された椅子に座り、先ほどの2人の人がホワイトボードを用意して何やら講義を始めます。

 

ここまで読んだ人ならわかると思いますが、典型的な宗教の勧誘です。

寮母さんは熱心な宗教家だったのです。

 

あの夕飯の時に適当に話しをしてたのを鵜呑みにして私を宗教に勧誘しようとしていたのです。

私は、その気は全くなかったので講師の人の話は全く聞いていませんでした。

30分程の授業?が終わり私がこれからアルバイトがあるので帰る事を告げるとすぐに終了となります。

 

今思えば、そんな簡単に帰されたのはラッキーだと思います。

 

帰りの車の中で寮母さんに2度と呼ばないでくださいと告げます。

その後は一言も口も発することなく戻り、それ以降寮母さんと話すことを敬遠するようになりました。

掃除は約束という事もあり継続はしていました。

 

 

勧誘があったその後

 

 

その後、再度誘われる事はなかったのですがやはり居心地が悪さは変わりません。

 

前回の隣の部屋にいる変わった人間と寮母さんに困ってしまい半年アルバイトで貯めたお金を使って引っ越しをすることになります。

 

2人とも優しい顔をする部分はありますが、仲良くはできませんでした。

寮で唯一仲良くしていた2人にその事を打ち明けると大変だったねと笑ってくれました。

その内の1人は、その後に隣の変人に目をつけられ連れ出されて迷惑を被ります。

もう1人の人は、私が住む部屋には長く居座る事はない呪われた部屋だと話していました。

3年の間に6人も入れ替わっているそうです。

 

 

大学1年生で最初に学んだことです。

勉強の内容ではなく、社会の勉強をしたことです。

安易な話は身を滅ぼす可能性があると隣に住む人は選べない。

大事な事ですね。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。