こんばんわ
明日は建国記念日で祝日になります。
今日一日を乗り越えればという希望に満ちた一日でした。
しかし、世間の状況は芳しくありません。
以前の記事でも希望退職者を募るという話題を上げています。
その企業はそこまで有名でない企業も多かったのですが、ついに大企業JTにも時代の流れが訪れてきました。
今回の記事の内容
JT(日本たばこ産業)とタバコに対する世間の流れ
日本国内において唯一、煙草の製造の独占権を有している会社です。
2018年の売り上げは2兆円を超えて経常利益は5000億円を超えています。
これだけ見ると、売り上げも順調だし競合他社の入る余地のないようにみえます。
しかし、たばこの健康被害への影響から規制が厳しくなり徐々に分煙、禁煙の流れが強くなっています。
今はどこでもタバコが吸えない社会になっています。
私の小さい時にじいさんが吸っていたマイルドセブン(現メビウス)の匂いが好きだったので街中でその匂いがするとたまに思い出したものです。
今は、煙草のニオイは喫煙所の近くに行かない限り感じる事はありません。
タバコの売り上げ推移、喫煙率の推移
タバコの売り上げ本数は1996年の3483億本を境に減少を続けています。
データの最後にある令和元年では1181億本まで減っています。
当然ですが、売り上げ本数も少なくなっているので金額も減っています。
売り上げ金額に関しては1999年の4兆2600億円から下がり続けています。
途中で回復する部分もありますが、それは値上げに対する一時的な増収であり売り上げ本数に関しては変わっていません。
データの最後にある令和元年では2兆8063億円となっています。
時代背景でも、喫煙者は年々少なくなってきています。
昭和40年の頃には20歳以上の男性が80%と脅威の数字を叩き出しています。
しかし、平成30年には27%まで下がっています。
女性に関しても昭和41年の20歳以上の女性の喫煙率が一番高く18%です。
平成30年には8.7%にまで下がっています。
過去30年間の推移
販売本数は30%減少
売り上げは20%減少
喫煙者に至っては、60%近くが減少
と日本では苦戦を強いられています。
ニュースの記事では国内の工場が閉鎖となっています。
需要が減っているのだから、供給量を減らすのは当然です。
国内の生産に関しては世間の風潮があるので増産にはならないでしょう。
働く人たちにとっては次の視点が必要を試される時でしょう。
JTは過去に色々な分野に進出もしてます。
桃の天然水などの飲料部門でヒット商品を出しています。
競合が多いの見切り現在はサントリーに譲渡しています。
M&Aで医療業界にも進出したりと多角化に積極的であると見えます。
体力がある企業だと思うので是非とも違う分野で活躍してほしいですね。
最後に
今回、JTで1000人の希望退職という事で働く人達にとっては辛い現実のニュースとなっています。
実際に働いている人たちは、次のための行動をしなければなりません。
希望退職を募っているという事は、これから衰退する可能性がまだまだあるという示唆でもあります。
特にタバコは社会的にも良くないというイメージが定着しているので復帰するのは至難の業です。
いつまでも会社にブラ下がっていられるほど、悠長にしていられない時代です。
私も明日は我が身と思って、日々を過ごしていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。