こんばんわ
ストックしてある本がこれで読み終わりました。
それでは本の紹介をします。
今回の記事の内容
前作のあらすじ
前作を読んですぐに3を読んだので次が気になるところでした。
2の最後では、栞子さんの失踪した母親の存在が見え隠れして主人公の大輔君を惑わす部分もありました。
特に最後の事件で栞子さんの母は悪事を隠す代わりに取引をするという本のためなら手段を選ばない人間として描かれていました。
2人の仲は相変わらず、店主と従業員からは変わりませんが人見知りの栞子さんが徐々に大輔君に打ち解けていく部分は微笑ましい部分です。
登場人物は1巻から登場している人物も変わらず登場します。
女子高生の小菅奈緒、年の差カップルの坂口夫妻、など話が続くとそれぞれに思い入れも増えてきます。
3巻目の内容
1つ目の事件は古書の仕入れが心許ない所から始まります。
そこで古書の組合だけで開催されるイベントに参加して商品の仕入れを試みます。
会場でとても貴重な古書が出品されているので栞子さんも喜んで入札をしました。
結果を心待ちにしていたが、僅差で落札は出来ませんでした。
翌日の事です。
落札された本の中の1冊が盗まれていたと連絡があります。
落札者は過去に栞子さんの母と因縁があり現場でも顔を合わせて悪態をついていました。
そして、落札者は犯人は栞子さんだとお店にまで乗り込んできました。
そこで真犯人がわかるまで別の本を代わりに取られてしまいます。
2つ目の事件は坂口夫妻のお話です。
奥さんの方が小さい頃に見た本を探して欲しいという内容です。
覚えてる部分は動物がたくさん登場し、それぞれの動物は悲しい物語があり一緒に暮らそうという内容くらいでタイトルも作者も覚えていないという事でした。
手がかりは他に検討もつかないので実家に戻って親に聞く事を考えますが、それが大変なのです。
奥さんは教育熱心な一家だった事に対して苦痛を感じ、高校生になってからは反発が大きくなり絵に描いたような不良になり高校卒業と共に家出同然で飛び出していきました。
なので両親との仲は最悪の状態です。
そんな奥さんと家族の物語になります。
3つ目の事件は栞子さんの母の旧友からの依頼です。
依頼主は遺産で問題が発生します。
兄妹の間で遺産相続は一旦は終了しますが、家に残っている本を巡り争いが発生します。
遺産として残った本はとても高価なもの混ざっており、兄はショップ経営が苦しく少しでも金策になるならと依頼主である妹に談判します。
しかし、依頼主は遺言で言われた通り半分は売り、半分は新しく新設される図書館へ寄贈すると頑なに譲りません。
そこで、ある1冊の本が紛失します。
宮沢賢治の”春と修羅”という本で数十万の価値のある本でしかも、亡くなった父の形見の品なのでどうしても取り戻したいとの事です。
依頼主が疑っているのが談判にやってきた兄の夫婦2人です。
しかし、本が無くなった当日に2人が盗むことが出来た時間が数分間しかありません。
果たして犯人はどうやって盗み出したのでしょうか。
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
最後に
1カ月前に購入した本が全て読み終わりましたので、これからまた新しい本探しを再開します。
このビブリア古書堂も続編があるので続きが気になります。
後は、心霊探偵八雲の最終巻、カブキブの続きを早く読みたいですね。
ビジネス書もためになるのですが、登場キャラクターたちが私の頭の中で生き生きとしてくれる小説の方が本当に楽しめます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。