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”ビブリア古書堂事件帖4~栞子さんと二つの顔~”【参考読書時間:2時間】

 

こんばんわ

 

今回は読み終わった本の紹介です。

最近、いつもと違うジャンルを選んでいたので中々読むスピードが上がりませんでした。

今回の本は以前から読んでるシリーズものなので感情移入もしやすくあっという間に読み終わってしまいました。

 

今回の記事の内容

 

 

ビブリア古書堂④~栞子さんと二つの顔~

 

 

 前回の話でヒロインの栞子さんの母親の少しずつ出てきました。

今回の話ではいよいよ母親ご本人が登場します。

栞子さんの母親は10年前に家を飛び出し消息を絶っていました。

その間に何をしていたかはわかりませんが、栞子さんが事件に関わると母親が過去に価値ある古書を手に入れるために非道とも言える行動を取っていた事が判明します。

古書の知識は栞子さんさえも凌駕しています。

そのために、古書に対する執着心も人一倍強い人間です。

 今回の話はビブリア古書堂に古書に関しての依頼が来る所から始まります。

その依頼主は女性で、先日内縁の夫が亡くなりその夫が遺した金庫を開けてくださいという内容です。

その金庫には鍵穴が付いていて、しかも暗証番号と文字を打ち込む部分もありとても厳重な状態でした。

しかも、鍵はなく、暗証番号のヒントすらない状態で何から手をつけて良いのかわからない状態です。

依頼主の女性は、夫の本来の家に鍵があるかもしれないと思っているのですが、如何せん内縁の人なので心証があまり良くありません。

過去にも金庫の鍵の依頼をしましたが、そっけなく「無かった」と断られているので実際に確かめて欲しいという所から進展します。

ここから栞子さんと大輔君の今回の金庫を開けるという事件に立ち向かう事になります。

その金庫を開けると江戸川乱歩シリーズの希少な本が買取出来るというご褒美があるのでビブリア古書堂の未来のためにも何としても解決しなければなりません。

 では、どこで母親が登場するのかというと本来この金庫の開錠は栞子さんの母親に依頼するものでした。

どこで聞きつけたのかわかりませんが、話が進む途中でふらっと現れて金庫の鍵の謎を先に解けるか勝負になります。

母親と娘の勝負も見所の1つです。

 

 

読んで見ての感想

 

 

 本作でついに母親が登場し、今まで単純な事件解決とは別に本作の物語としての時間が流れていく感じがします。

母親の登場シーンでは、黒い髪を風で靡かせ、指先まで透き通った白い肌と何やら妖艶なイメージがあります。

世の男性なら言い寄られれば間違いなくイチコロな美貌を兼ね備えているようです。

 前作から登場しているヒトリ書房の井上さんは栞子さんが苦手とする相手です。

井上さん本人も栞子さんの母親との因縁浅からぬ中で嫌いだと話しています。

その因縁の話が今回明らかになり、なぜ井上さんがビブリアの人を毛嫌いするのかはっきりとします。

そして、井上さんとの栞子さんの関係もようやく新たな展開に向かいます。

 最後に大輔君と栞子さんの仲の進展に関してです。

仕事中も事件中も2人の信頼関係は徐々に強くなっています。

ドラマなどでよくあるもう出来上がっている様子ですが、栞子さんの方がかなり鈍く色恋沙汰になると事件の時に見せる快活明朗な部分がまったく見えません。

それでも、2人の仲は徐々に進展しいよいよデートをするところまで発展します。

あと数巻続くのでさらなる展開に期待ですね。

 

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

 

 

最後に

 

 

 ビブリア古書堂は全7巻なのでようやく折り返し地点です。

最初の頃のような単純な事件解決が減って、いよいよ登場人物たちのそれぞれの問題にぶつかっています。

次に読む本も引き続きビブリア古書堂の5巻なので早く読みたい気持ちでいっぱいです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。