会社に頼らないで生きるブログ

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ドラッグストアの就職は大変!【10年前に辞めた人間の経験談】

 

こんばんわ

 

今日も1日お疲れさまでした。

いつも通りに仕事を終えていつものスーパーによって買い物をする。

毎日変わらない日々だなって思ってしまいます。

先日墓参りに戻った時に妹が産休後に地元の有力企業であるドラッグストアに勤めようとしていたのですが、選考から落ちたようです。

私も大学卒業後に最初に就職したのがドラッグストアだったので親から

「あのまま続けていたら良かったのに・・」

と言われてしまいました。

果たして本当に勤め続けていて良かったのでしょうか。

 

今回の記事の内容

 

 

私が勤めていた10年以上も前のドラッグストア

 

 

 私は1年半程ドラッグストアに勤務し、その後退職しました。

当時、全国展開していた某ドラッグストアだったので同期入社の人数が200人以上もいました。

全体研修も1ヶ月あり、その後各店舗に配属されます。

研修の日々は話を聞く、レジのロールプレイングなど特に難しい内容ではありません。

学生気分の延長だったことは間違いありません。

しかし、現場に配属されると一気に社会人として扱いが変わります。

 私は埼玉県のある店舗に配属されて、売上も月間で7000万円ありました。

売り場面積も広く、パートさん・アルバイトさんの数も20名くらいいました。

これだけ大きい店舗だったので私以外にも2人が一緒に配属されます。

 初日の仕事は店長に説明していただきました。

次の日からいきなり1人で仕事を任されるのですが、当然終わる事が出来ない量の仕事だったことを今でも覚えています。

午前中に呼び出され店長からなんで覚えられないんだ!と叱られた事は今でも忘れません。

そこから学生気分は捨て、どうやったら仕事が出来るのか試行錯誤し我武者羅に働きました。

おかげで1ヶ月後には一通りの仕事が出来るようになりました。

このままここで仕事を覚えていくんだろうと思っていました。

が、3ヶ月目に辞令が下りて異動を言い渡されます。

その後も2ヶ月後に次は地方転勤が言い渡され、さらに半年後にまた地方転勤が言い渡されます。

1年半の間に実に2回も引っ越しをする事になるとは思っていませんでした。

 

 

ドラッグストアを辞めようと思ったきっかけ

 

 

 転勤が多い事はまだ許せます。

その分休暇も増えますし、気分転換も出来ます。

 しかし、研修と名のつくサービス残業が嫌で嫌で堪りませんでした。

研修の日はシフトで休みの日に割り当てられ朝から晩まで勉強をします。

休んだ場合は直属の上司に詰問もされるので逃げ場がありません。

なので勤めていた1年半は月の休みが8日でしたが1~2日は研修で潰れます。

 他にも将来の展望が怪しく見えてきました。

半年も会社に入れば内部で知り合いが増えます。

同期、先輩、後輩など様々な人間と出会います。

その中で驚いたのは当時全国展開していたのに店長になれずキャリアがストップしていた人が多くいました。

30~40代の人の多くが店長補佐としてウヨウヨといました。

しかも、これは肩書ではなく平社員と同じ区分になります。

なので店長補佐までの人たちは年収300~400までの間で過ごさなければなりません。

そして30歳を超えると住宅手当が無くなり、年次昇給もストップするという現実が待っています。

 それ以外にも精神的に追い詰められるような出来事があったり、たまに連絡した仲間が既に辞めていたりと落ち込む内容が多くなったことも一因です。

 

 

ドラッグストアの転職の評判

 

 

 5段階評価で2.5くらいです。

さらに離職率は高く評判は良いとは言えません。

離職の原因は人件費を削減するために正社員ではなくパート・アルバイトを増やしている事です。

正社員の仕事が膨大になり、朝から深夜まで仕事をする事が多くなっています。

実際に、あれだけ大きい店舗の仕事をマンパワーで処理するのだから当然ですよね。

さらに多店舗展開している場合は仮に不足人員した場合は正社員を割り当てるため余計に負担を掛けます。

私も当時、自分の店舗以外の応援が月に数回ありましたし、多い人は自分の店舗よりも他の店舗に行く事の方が多い人もいました。

給料面にも不満が多く、特に店長以上にならないと昇給がなかったり、転勤できないと査定に響くなど不利だったりする面があります。

 

 

これからドラッグストアに就職を考えている人へ

 

 

 まず転勤が嫌だったらオススメはしません。

転勤が出来ないと昇進の道が閉ざされ、下手をするとワーキングプアになります。

そして、どこまでも力仕事が続きます。

陳列されている商品を並べるのはアルバイト・パートさんですが、まとめて送られてきた商品を仕分けするのは正社員の仕事です。

私はこの仕分け作業でぎっくり腰になり1週間休んだ事があります。

おそらく数年もしていれば誰もが1度は経験すると思います。

 そして、店長になればければいつまでも平社員のままです。

余程上手く昇進出来なければ昇給もイバラの道です。

私の場合は30歳で年次昇給が止まり、住宅手当がなくなります。

引っ越しが必要な転勤の際にも会社で勧められた住宅だったとしても家賃は全額自己負担です。

なので店長になれず30歳を迎えると手取が15万円前後になっています。

 それでも面白い部分はあります。

やはり接客業という事で人と接する部分は楽しかったですし、研修で学んだ薬の話を熱心に聞き購入に繋がった時はやりがいも感じました。

ところが、日々の業務にそんな説明をする暇もなく多くは薬剤師に任せていました。

ドラッグストアは体力勝負です。

これを知った上で就職を考えてみて下さい。

 

 

最後に

 

 

 もし今もドラッグストアに勤めていたらどうなっていたかはわかりません。

辞めて勿体なかったかもと思う時もあります。

仕事はきつかったけど、残っていた仲間たちもいます。

だけど、もう元には戻れません。

これから就職を目指す方、転職を考えている方は慎重に判断してください。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。