こんばんわ
妄想は個の中で育まれます。
自分の都合の良いように出来るため、それはそれは楽しい事しか想像できません。
それが他人に知られた時の恥ずかしさは誰もが一度は経験するのではないでしょうか。
しかし、中には堂々と妄想をして嘯く奴もいました。
今日はそんな思い出の話です。
もくじ
妄想を人に話す奴がいた
この思い出はジェラードンチャンネルのあるコントを見た時に思い出しました。
私の中学時代の頃の話です。
私は柔道部に所属していたのですが部員は全員で7人とかなり少ないです。
同学年は私含めて3人です。
当時は初代プレイステーションが全盛期でファイナルファンタジー8やスーパーロボット大戦Fなどが目下の話題の中心でした。
そんな話をする中でたまにA君が突拍子もない事を言い出します。
A君は当時からなぜか付き合ってもいないはずの女性と
「俺は彼女と仲良くやっている」
と周りに言いふらします。
それが1度本人の耳に入ってその女子生徒から
「A君?誰それ?知らない。」
とバレた事がありました。
それ以来、一度は収まったはずの妄想がまた始まったのです。
前回はクラスの中で言いふらしていたのですが、今回は部活動の仲間だけで話すのです。
部活動のメンバーとはクラスが違っている事もあり、A君の変な話はすぐに忘れてしまいます。
なので、外に漏れる心配はありませんでした。
そこで、A君の妄想はどんどんとエスカレートしていくのです。
妄想人間の本領発揮
A君の妄想は最初は1人の女子生徒と仲良くやっているだけでした。
授業中に目がよく合うとか、話しかけてくるなど些細な事です。
そのうちに徐々に部活のない日に一緒に帰ったり、交換日記を始めたりと徐々におかしな方向へと進んでいきます。
正直、この辺はありえないので適当に話を合わせていました。
しかし、A君はさらに話が増長しついには”付き合っている!”とまで言い出すのです。
さすがに笑いそうになりましたが、ここで私の悪い癖が始まります。
彼女との仲を根掘り葉掘り聞き出す事にしました。
質問1 テスト勉強は一緒にするんですか?
テスト期間中は部活動が一時休止になるため、授業が終わったらそのまま帰ります。
そこでA君にどうしているのか聞くと
「彼女と一緒に勉強しているよ!」
と口走ってしまいます。
質問2 どっちの家で勉強するんですか?
彼女の家で勉強している。
彼女の入れてくれるココアが美味しいんだ~♪
聞いてるこっちは笑いを堪えるのに必死ですが、彼は真剣な顔です。
あくる日、彼女に設定されている女子生徒が風邪で学校を休みました。
そこで私たちが彼女が風邪だけど大丈夫?と聞くと彼は
「彼女の看病に行ってきたんだ。」
とやはり妄想の話が炸裂します。
そして、彼のそんな妄想の話がついに一線を越えてしまいます(笑)
彼女は彼氏?のA君の訪問に喜んでいたそうです。
そして、A君は彼女が汗びっしょりだったので着替えを手伝ったり、お粥を食べさせたりと献身的に行動したそうです。
そこまではまだ許せましたが、彼女が再び眠った時についに彼女の体を触ってしまったと話します。
さらに、その後は中学生の性力の思うがままの出来事になっていました(笑)
エロ漫画の見過ぎですね。
結局、A君とは中学を卒業してから会っていませんが、彼のような人とは出会っていません。
最後に
今思い出すとA君の妄想話をもっと聞けば良かった。
相手の脳みその中をペラペラしゃべる奴は貴重な存在です。
そんな奴が現れないかな~とこれからも過ごしていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。