会社に頼らないで生きるブログ

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介護の仕事で出会った3人のエピソード 前編【笑いあり涙あり】

 

 

こんばんわ

 

世の中にはたくさんの人がいます。

良いも悪いもありますが、出会った人と接点をもつのは経験の一つです。

介護の仕事を振り返ると中々面白い人たちが多かったと思います。

そんな介護の仕事で出会った人たちの中でインパクトの強かった人たちを紹介したいと思います。

 

 

 

目次

 

 

 

 

 

<介護の仕事で出会った人たち>

 

介護の仕事は人材の流れがとても多い仕事です。

私もたった一年しか務めていないのですが、その期間中に10人以上は仕事を辞めていきました。

介護業界は辞めた人間に対して仕事をする人が少ないのが問題されています。

残った人間で無理やりシフトを回すからさらに負荷がかかり嫌になったり、体を壊したりする人もでるため悪循環に陥ってしまします。

私の職場もそんな負の循環に陥っていました。

なので、就職したいと言えばよっぽどの人でない限り採用しないことはありえません。

窓口を広げるといろんな人が来ます。

 

 

ノンフィクションの内容です。

 

それでは、どうぞ!

 

 

1.仏のような責任者だったSさん

 

介護の仕事をしている時の管理者だった男性です。

Sさんはどんな人に対しても怒ることもなく優しくて温和な方でした。

暴言を吐いてトイレを拒否する利用者にも優しく話しかけていました。

お風呂を拒む人にも綺麗になりましょうと諭すように話していました。

 

当事から世間一般でも介護は人材不足なので

当然ですが私が就職した施設も人員不足でした。

 

Sさんは、従業員に休日出勤をお願いします。本部にも人員補充を依頼します。

何人かは出勤を増やしますがそれでも、全然足りません。

しかも、本部からの人材の補充はないまま時が過ぎます。

 

さらに追い討ちをかけるように不幸が訪れます。

夜勤専門の従業員が病気になってしまい、1ヵ月近く職場を離れるという報告を受けます。

私は就職して1ヵ月未満だったので夜勤をすることはできませんした。

その間に、Sさんは日勤と夜勤を連続でこなす日々を送ります。

一週間、自宅に帰らない時もあったとその後聞きました。

過酷な勤務を数ヶ月続けて結局体を壊し、高熱を出して4日間休む事になりました。

職場復帰してから2ヵ月後、Sさんは施設を去っていきました。

高熱から回復した後に、奥様から泣いて職場を変えてくれと説得されたそうです。

退職の日の朝礼で話してくれました。

 

退職日の最後に挨拶した時のSさんは、清々しい顔だった。

 これでよかったのだろうと思えた瞬間です。

 

 

 

2.母親だけど、人に言えない癖をもった大柄なKさん

 

この女性Kさんは、当事2歳の子どもをもつお母さんです。

Kさんは30歳手前で髪も茶色に染めて少しウェーブをかけて、化粧もされて綺麗なイメージの女性でした。

 

しかし、ある事件を発端にKさんに疑惑が持ち上がりました。

 

事件の内容は勤務が終ったパートの方がお金がなくなっていることが発覚したのです。

では、なぜKさんが疑われたのか?

 

疑惑1

実は他の人もどうように盗まれていることがわかり、決まってKさんが出勤している時だった。

 

疑惑2

Kさんはやたらとロッカールームで水分補給をすることが多かった。

 

疑惑3

過去に、利用者の方が事務所に入れる時期がありました。

その時、決まってKさんが

「利用者の方が間違って財布を持ち出していましたよ。」

と親切に財布を渡していたそうです。

 

Kさんは、女性社員からかなりマークされていました。

結局、盗難事件で警察沙汰になりそうになりKさんは即日退職していきました。

 

Kさんが辞めた後に、被害に遭ったパートさんが実はKさんが財布から直接お金を盗むところを見ていたそうです。

現場を見てしまったパートさんは、相当驚いたそうです。

直接言えば良かったのかもしれませんが、その勇気が出ずとりあえず騒いでKさんが謝って返してくれればと思ったそうです。

 

しかし、結局Kさんは反省をするどころかすぐに逃げ出し、次の就職先を決めてしまったそうです。

 

彼女の手口は財布の中身を全て盗みません。

2万円入っていたなら1万円、1万5円なら5千円と所持金の半額以上は盗まないとかなり上手いやり口だったようです。

 

笑って愛想よくしていた人間ですが、内面には別の人がいると思った出会いです。 

 

 

3.明るくムードメーカーな新社会人 F君

 

新社会人のF君は、元体育会系のようながっちりした体格と短髪で清潔感のある好青年です。

言葉遣いは少し学生が抜けていないしゃべり方ですが期待の新人として周りの人たちもとても喜んでいました。

介護の仕事では1日目は利用者に知ってもらうため特に仕事を任せることありません。

F君にもそれを伝え、好きなように行動をしてもらっていました。

 

2日目は、いよいよ本格的な仕事が始まります。

新しい職場ですから教わることがたくさんあります。

とはいっても、難しいことは1つもありません。

定時のお茶出しや、ラジオ体操の準備、お風呂、トイレの手伝いなどです。

 

しかし、新しい仕事をF君に教えても自分から仕事をしようとしません。

見かねたパートさんがF君に仕事をしなさいと注意をすると

 

F君は憤然として事務所に入っていきました。

 

その後、F君は戻ってくることはありませんでした。

そう、就職2日目でまさかの電撃退職をしたのです。

 

 退職するにしても、早すぎだろうって思う人もいるかもしれません。

しかし、これは介護の業界ではよくあります(笑)

怒って事務所に入って帰ってこない時点で察しはつきますが、相手を殴らなかっただけよく我慢したと思っています。

 

 

 

<最後に>

 

 

今も彼ら彼女らはどこかで生活をしていることでしょう。

なぜ、こんな人たちと出会う事になったのかは理由があります。

介護は就職がしやすいために人材を見極めることができず誰でも雇ってしまうからです。

中には、仏様のように出会って良かった人もいます。

しかし、圧倒的に変わった人間が多いことが体感できました。

 

記事が長くなりましたので明日はエピソード2を書きます。

 

 ここまでお読みいただきありがとうございます。