会社に頼らないで生きるブログ

自分の経験談、思ったことを書いていきます。簿記を勉強中!

”「勝つべくして勝つ!”働き方の話を読んで【参考図書時間:2時間30分】

 

こんばんわ

 

今日は、前回のカイジの命より重いお金の話の続きの本の話です。

 

今回の記事の内容

 

 

 

前作のお金の話

 

 

前作はお金の話が主体でした。

年率12%で100万円でお金を借りて月々1万円の返済をしていると返済期限はいつまでか?という質問から始まります。

これはリボ払いの恐ろしさを端的に述べています。

 

リボ払いは続きの返済を少なくする分、元金が減りにくいシステム構築しています。

しかもリボ払いは年率15%以上のめちゃくちゃ金利です。

100万円ならまだしも、200万円ほどリボ払いをしてしまうと一般のサラリーマンでは返済はほぼ不可能になります。

金利だけ払うのが精一杯で給与が無くなった瞬間に破産です。

 

とあの一文だけで考えられるのは私も以前にリボ払いで本当に苦労したからです。

現在は完済し無借金の状態です。

 

 

今の時代に生まれたのは不幸なのか

 

 

我々、社会人は1日のほとんどを仕事をして生きていきます。

理由は生きていくにはお金を稼いで衣食住を整えるためです。

その仕事では常に競争しなければなりません。

 

工場でライン作業だから大丈夫ではなく、その先の営業が販売先で戦っています。

時にはライバル会社だったり、請負先の業者が値下げ交渉あったりと常に競争しています。

そのライバルと負ければ会社が赤字になり、その先には人員整理と言う流れがいずれ来ます。

こんな世の中で私たちは定年、今や一生涯働く時代なので動けなくなるまで戦い続ける事になります。

 

ここまで聞いて、嫌な時代だなって思いますか。

それともファイトが湧いてきますか。

 

今の時代は良くも悪くも自由です。

職業も働き方も選ぶことが可能な時代です。

一昔前の高度経済成長時代は、週休1日で残業も当たり前の時代だったのです。

そんな時代と比べて考えると少しはマシだと思いませんか?

 

まずは勝つべくして勝つ前に自分の置かれている時代は不幸ではないと考える事が大事です。

 

 

勝つべくして勝つ働き方

 

 

働き方は単に就職し会社の中で上を目指せば良いというわけではありません。

昨今の早期退職希望者を募っている会社があるように、いつ、どこでリストラなどがあるかわかりません。

そうでなくても、会社が倒産する可能性もあります。

 

時代は刻一刻と変わり定年までのんびりと決まりきった仕事をしていれば安心という事はなくなりました。

 

なら、どうしろ!って事ですよね。

 

それは前回の最後にも書きましたが変化に恐れず対応する事です。

本書ではもう少し詳しく書いています。

 

自分の出来る仕事は安心してこなす事ができます。

これを安心領域と言います。

 

この安心領域を広げる事で自分の出来る仕事の範囲を広げる事が自分を助ける力になります。

仕事では得意な仕事や決まった仕事を優先すると思います。

しかし、この得意な仕事や決まった仕事では獲得する経験値が少ないのです。

 

現実はドラクエのようにドラゴンを倒すと固定で100の経験値が常に手に入りません。

1回目は100だったのものが倒し方が解れば2回目は80と徐々に慣れてくるにつれて獲得する経験値が下がってきます。

安心領域が広がったのでドンドン楽になってきます。

そしてドラゴンで得る経験値は最終的には0にまでなってしまいます。

 

経験値0の所まで行きつくとプロと言えるでしょう。

出来ない人からはドラゴン討伐してください!と依頼がきて仕事に繋がります。

 

しかし、時が進み強い装備品が完成しレベルアップした人たちが増えれば今まで独占状態だったドラゴン討伐の仕事も安泰ではありません。

 

経験値を稼ぐには新たな挑戦をするしか手に入りません。

 

安心領域は経験値の分だけ広がります。

しかも、いきなり全くの未知の分野に飛び込む必要はありません。

 

今やっている仕事の中で1つ違うものを選ぶだけで良いのです。

面倒な案件を1つ受ける事でも安心領域を広げる経験値を稼ぐ事は可能です。

 安心領域を広げる事で気が付けば何があっても動じない人間になれます。

 

 

 

1流の人材になるために

 

 

1流の人たちは結果を誤魔化さない。

なぜ、失敗したのか成功への道を信じ進む力があります。

 

本書では1~3流の人たちの特徴を紹介しています。

 

1流

 

内なる声に従い、軸を持って正しく、強く行動する

 

2流

 

世間の評価を得たいがために、自分と周囲を欺き、浮つく。世間の評価を得たいために本質を見失う。

 

3流

 

世間の評価を得る基準に達していない

 

 

 本書ではイチローさんの例を挙げています。

イチローさんは誰もが認める野球界のスターです。

彼は誰も到達できなかった記録を作りました。

 

しかし、そんな彼も最初はバッティングフォームを修正するようにコーチから指導を受けました。

コーチからの修正すればもっと良くなるという指示を聞かないのは本来ならあってはならない事です。

ですが、彼には信じる物があるから貫きます。

 

 

本書にあったあるエピソードを紹介します。

9回の裏で打席にたったイチロー選手は抑えのピッチャーから容易に球を捕えて三遊間を抜けるイメージで走り出します。

しかし、打球はボテボテのゴロでアウトになります。

この時イチロー選手は落ち込んでいるかと思ったら笑みを浮かべて走り抜きました。

 

彼は自分のバッティングフォームの欠点を見つけ出したのです。

本来ならイメージ通りの打球でヒットになるはずが、結果はアウトでした。

結果だけ見ると失敗ですが、この失敗により自分の目指すものが見つかり破竹の快進撃をするとあります。

 

 

信念があっても3流になる理由

 

 

3流になる人は自分で基準を決めてしまう人です。

評価をするのは周りであって自分ではありません。

 

そこを履き違えるといつまでも2流にすら上がる事は出来ません。

 

これは私の実体験です。

私は現在、YouTubeの動画を投稿しています。

自分では良い出来だ!これなら再生数を稼げるはずだと最初は意気込んでいました。

しかし、良いと思っていた動画は悉く外れています。

結果を振り返り良くなる方法を考えなければなりません。

 

自己満足の動画を出している内は決して成功する事はできないと身を持って体験できました。

 

 

本当に楽しい仕事をしよう

 

 

やりたい仕事が出来れば誰もが楽しいと言えばそうではありません。

実際にやってみたら中身が全然違う事だってあります。

最初から難なく出来る仕事はこの世に存在はしません。

 

難なく出来るのは何度も繰り返して慣れるためです。

楽しい仕事をするというのは簡単な仕事をする事ではありません。

 

困難な仕事を乗り越え、やり遂げた先にある達成感を得られる仕事こそ楽しい仕事である。

で、なければ毎日の仕事はいずれ退屈な仕事になってしまいます。

 

今の仕事は退屈ではありませんか。

 

 

最後に

 

 

本書も私が7年以上も前に購入した本です。

何度も読み返していますが、実感したのは数年前でした。

困難を乗り越えた人は楽な仕事を選んでいる人がわかります。

そして、そんな人たちがいつまでも同じ場所で変わらないにいる事も知っています。

 

1流から見れば3流のやっている事など朝飯前です。

私も昼間にやっている仕事に関して、誰よりも面倒でやりたがらない仕事を半年間率先して続けてきました。

だから、どんな難しい内容でも対処法を考える事ができます。

振り返ると今までのどの仕事よりも充実した日々だったと思えます。

そして、周りの評価もそれに比例していました。

決して自慢ではありません。

これが景色が違うという事です。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話 (サンマーク文庫)

カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話 (サンマーク文庫)