会社に頼らないで生きるブログ

自分の経験談、思ったことを書いていきます。簿記を勉強中!

コロナから1年、3度目の緊急事態宣言で思う事

 

こんばんわ

 

コロナウィルスで緊急事態宣言が発令されて一年が経過しようとしていますが、終息の兆しが見えず変異種が現れてさらに混乱を招いていますね。

この1年でマスクを見かけない日は1日としてなかった。

電車に乗っても、外を歩いても、買い物にお店を訪れても、静かにする事が当たり前で喧噪がなくなりそれに合わせて活気がなくなったと思えます。

1年でここまで様変わりするのもですね。

 

ワイドショーの政府の無策を嘆く報道も聞き飽きた感が出ています。

なので、私は政府の対応について特にあれこれ言うつもりはありません。

 しかし、コロナの影響で被害を受けた人たちの実情は知る必要があります。

決して対岸の火事とは言い切れないからです。

 

今回の記事の内容

 

 

コロナで疲弊した業界

 

 

コロナの影響により人間の活動を抑制しました。

そのため、外での活動が減りそれに伴い企業の明暗が分かれています。

観光業界、飲食業界の甚大な被害がニュースなどの報道で大きく取り上げられています。

確かに人の流れを抑制する事が目的だったので仕方がありません。

それに関連する企業の苦戦も報じられています。

東京商工リサーチによれば食品卸業者の倒産が84件になっています。

別の記事に2020年10月までの決算した食材卸業者約5000社のうち4300社が前年に比べて減収となっていると書かれています。

減収幅は前年に比べて2割くらいが平均との事です。

赤字に転落した企業も20%になっているとまとめられていました。

 

 

食品業界だけが苦しいわけではない

 

 

コロナ関連倒産の情報を見ると確かに観光、飲食業界が上位にあり数字も多い。

しかし、その中でジワジワと増加をしている業界がある。

それは建設業界である。

最近でも富山県で相澤建設が倒産した事は記憶に新しい。

2008年に最大で年商30億を超える時期もあったのだがそれでもコロナを乗り越える事はできなかった。

 

 

建設業界の大きな会社と小さな会社の格差

 

 

 建設業界はコロナと関係があまりなさそうに見えますが帝国データバンクの数字でコロナ関連倒産は2021年4月20現在で1344件です。

1位は飲食213件、2位は建設業界121件、3位はホテル旅館87件、4位はアパレル業界72件となっています。

実は第2位で苦境に立たされいるのが建設業界です。

原因はコロナに関係して工事の延期、または中止が相次いだためとされている。

民間工事が減った分、公共事業に積極的に参加するという競争の激化はあります。

しかし、業界的にはオリンピック特需の建設があったり、今後も物流センターを各地に作るなど新規工事案件の話があり特に問題はなさそうです。

 では、なぜ苦境に立たされているのか。

それは中小、零細の仕事が他業種に連鎖して影響を受けているからです。

外食産業が稼働しない為、内装関連の仕事が取り合いになって体力の持たない会社からどんどんと撤退しています。

建設業界で倒産した企業121件のうち従業員10人以下の中小、零細が8割を占めています。

私も10年前に建設業界で仕事をしていた人間です。

当時も末端の職人の方は仕事を受ける時に買い叩かれていました。

その頃はホームセンターが猛威を振るって生活できないような金額で仕事を受注するので引退する職人を何人も知っています。

その職人さんが悔しそうにこう話してくれました。

「俺たちは、この仕事しかできない。だから言われた金額で採算が取れるように仕事をしなきゃならないんだ。」

特に小さい会社なら社長も現場に出て仕事をしている事も多く、仕事を選り好み出来る状況ではなかったと思います。

10年前はまだ無理やり仕事が出来たが、今はその仕事とさえない状況にまで落ち込んでいるのでしょう。

 

 

最後に

 

 

政府のコロナ対策は各方面で報道されている通り支持を得られないものが多く、渋々出した一律給付は一度だけで後は借金という形です。

企業も国民もお金という紙きれに縛られて困っています。

1年前の第1波から今は第4波と形を変えて猛威を振るい終息の目途は立ちません。

 

 

漠然とした不安は、考えても晴れる事はありません。

なぜなら相手が大きくて1人の考えではどうにもならないからです。

今回のコロナも1人で解決は不可能です。

しかし、コロナから1年が経過し色々と情報も出てきました。

このまま何もせずに過ごすとどうなるかを予測は可能だと思います。

明るい未来ならそのままで良い、悪い未来なら何か変化を起こす必要があります。

自分の未来を変えるのは自分です。

 

ここまでお読みいただきありがとうございした。