おはようございます。
今日は、先日読んだ本で学んだ事を書いていきます。
今日の記事の内容
安くて美味しい食の世界
今日はご馳走だとなれば、一度は言った事がある回転寿司や焼き肉の食べ放題。
早い、安い、美味いの揃った、ファーストフードや牛丼など世には美味しい食品が低価格で食べる事が出来ます。
しかし、牛丼並盛1杯300円、ハンバーガー1個100円、焼肉食べ放題1人2500円は本当に適正価格なのでしょうか?
日本の食料自給率を調べると40%程度です。
そうなれば、残りの60%を補うために輸入に頼っているわけです。
全ての食べ物が悪いとは言いません。
しかし、全てが安心ではない事も事実です。
回転寿司のマグロ
本書によれば、回転寿司に回っているマグロは国産のマグロではなく養殖のマグロで
海外の養殖いけすで育てられたマグロがほとんどになります。
いけすの中で育ったマグロは90%近くがトロのように脂がのって醤油に付ければすぐにわかります。
マグロと言えば国産というイメージがありましたが、本書を読んでその違いに驚かされました。
国産のマグロならば100円では食べられないそうです。
安い、美味い、早いの三拍子 ”牛丼”
時間が無い時にがっつり食べたい時に利用するのが牛丼です。
牛丼は薄利多売の商品ですが、実に世知辛い内容でした。
- 牛丼1杯 170円
- 人件費 79円
- 販売促進費 78円
合計で327円となっています。
実は牛丼一杯だけではほとんど利益が出ません。
そのため、副菜のサラダ、お新香、味噌汁などを頼んでもらってようやく利益が上乗せされるという内容です。
そんな安い牛丼を国産で生産できるわけがありません。
ほとんどが海外からの輸入された肉です。
しかも、育て方も早く出荷できるように薬を投入したり、飼料となるものは遺伝子組み換え食品も使われいたりと価格を抑えるために様々な努力をしています。
牛肉だけでなく、お米も当然の事ながら純国産とは言い切れません。
企業秘密のブレンド米という事で内容は一切わからないようになっています。
みんな大好きハンバーガーだけど・・・
2004年に公開された「スーパーサイズ・三ー」という映画の話が書かれています。
1ヶ月間3食、大手のハンバーガーを食べ続けるという内容です。
実験した男性は健康そのものでした。
開始後5日間で4.2キロ体重が増え、18日後は勃起不全、その後も続けるとうつ状態になるがハンバーガーを食べれば爽快な気分になり回復する。
しかし、最後にはハンバーガーを食べると吐いてしまうという症状になってしまったそうです。
医者からのドクターストップが入ったそうです。
ハンバーガーは確かに美味しいです。
しかし、食品添加物の数では約70種類も使われているそうです。
70種類も添加物が使われている食品はスーパーなどを見ても早々見つかるものではありません。
食べ過ぎには注意が必要です。
焼肉食べ放題のお肉
食べ盛り頃はお世話になっていた焼肉の食べ放題です。
もちろん国産の少ない牛肉では採算が取れません。
ほとんどが海外の輸入牛肉です。
このお肉に魔法のアイテムを使うと舌触りの良い牛肉に早変わりするそうです。
それがタンパク質分解酵素と言われるものだそうです。
赤みのお肉が霜降り肉に早変わりするのですから、お店側は嬉しい限りです。
食べる食べないは本人の自由ですが、知らないで食べてるよりは知ってて食べる方がまだ納得がいくと思います。
食品添加物の魔法
漬物、梅干し、バナナ、マーガリン、ペットボトル緑茶、タラコ、缶詰めミカン、日本酒、もやし、などなど食品添加物を使われているものは多くあります。
梅干しや漬物は時間を掛けずに作るために添加物を使う。
バナナはフィリピンから輸入されてから、薬剤を掛けて防虫と熟成をさせる。
マーガリンを作る際に使われる水素添加は画期的な発明だったが健康へのリスクが高い。
缶詰めミカンは薄皮を薬剤で溶かし、糖液に浸す。
日本酒の中には、米から抽出したモノを添加し香りを付けている。
タラコは綺麗な色味を出すために添加物を多く使う。
もやしの根っこは水や土壌によって小さくする事は出来るが市場に出回っている根がほとんどないもやしは薬剤を使わないと作る事はできない。
しかも、色が真っ白のもやしは次亜塩素酸ソーダで漂白していると見ていいだろう。
以上のように一度は口にした事がある食品がいかに多くの添加物などが使われている事がわかっています。
なぜ食品添加物を考えるのか
食品添加物は企業努力の賜物です。
物が無い時代には当然のように満足な食べ物もありませんでした。
その中で、いかに多くの人に満足させられるために作ったのが食品添加物で画期的な発明だったと思います。
しかし、今の世の中を見て作り過ぎた食品は廃棄され、それでも減らす事無くたくさんのモノが作り続けられています。
本書には食品添加物の恐ろしい現実が書かれていました。
当時の厚生省が認めていた添加物のAF2という合成殺菌料が強力な発がん物質であると告発した人がいます。
販売元の企業にとっては大きな痛手ですし、国が認めているからこれは威力業務妨害だと民事訴訟に発展します。
しかし、国立遺伝学研究会の動物実験により突然変異を起こすという事が判明します。
この研究結果が決め手となりAF2は使用禁止となります。
世界の化学者の間ではAF2は発がん性のリスクがあると周知の事実で食用に使う事は常識では考えられない事だったそうです。
さらに、恐ろしい事に厚生省の課長がその事実を隠蔽していた事も判明します。
このように食品添加物は日本の食を支えていた事は間違いありません。
しかし、安全面を考えるなら要注意です。
本書を読むならこちらから
最後に
10年以上も前の本ですが、今現在スーパーで買い物をして原材料を見てもまだまだ多くの添加物が使われ続けています。
逆に天然ものというものは安価では買えません。
食べる事は人間が生きる上で必要不可欠です。
ところが、世に溢れている食品の多くは安全とはかけ離れた食品が多いです。
なぜなら、国が認可しているからと大手を振って販売できるからです。
昨今のネットの普及や情報先ほどの例にあるように重要な事実を隠している事はないかもしれませんが、動物実験のように自分の子、孫に被害が及ぶかもしれないと考えると選びたくはありません。
自分を守るのは自分です。
健康で生き続けるためにも食の安全は自分で考えようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。