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”復讐プランナー”を読んで【参考読書時間:2時間】

 

こんばんわ

 

今日は読み終わった本の紹介をします。

 

今日の記事の内容

 

 

復讐プランナーのあらすじ

 

 

 本作品は中学校が舞台です。

主人公の深沢君は読書が大好きな静かな少年です。

しかし、彼は本が好きな事を友だちには言えません。

読書の話をし過ぎて周りの人が引いてしまった過去があるからです。

そんな彼にまるで引き合わせるような人物が現れます。

相手も読書が好きでこれまでにないくらい楽しい日々を過ごしていました。

そんな日がずっと続くと思っていた・・・

 ある日、深沢君が図書委員会の仕事で図書室にいました。

友だちも同じ委員会なので一緒に仕事をする予定でしたが、いつまで経っても来ません。

 そこで、友だちを探しに行くとある場面に出くわします。

3人の生徒に囲まれて何やら話をしています。

深沢君はそっと近づき様子を見ると

金を催促され、それを拒みイジメを受けている所でした。

深沢君はアドリブでちょうど探している所を演じます。

しかし、相手の方が一枚上手で深沢君はイジメグループに逆に目を付けられてしまいます。

そこから陰湿ないじめが始まります。

こっそりと悪口を言われ、通りすがりに殴る蹴るなどの暴行を受ける。

友人を助けるつもりが、まさかの事態に発展し辛い日々を過ごす深沢君にさらに追い打ちのようにイジメグループの奴らは金銭を要求します。

もはやどうしようもないと切羽詰まった深沢君の前にある人物が手を差し伸べてくれます。

ここから本当の物語がスタートします。

 

 

復讐プランナーを読み終わった感想

 

 

 イジメというどうしようもない追い詰められる部分がよくわかる内容です。

誰かに言いたくても言えない。

家族が助けてくれると言っても、それで問題が解決するとは思えない。

明るい学生生活が一変して暗い景色に変わってしまいます。

こんな日々を続けていると精神がぶっ壊れいずれ最悪の事態を招く事になります。

もし、この世にイジメられていると思う人がいるなら是非とも読んで欲しいと思える一冊です。

この本で個別に問題の解決はできませんが、糸口には繋がると思います。

 

 

 本作のオススメポイント

 

 

  本作品には2種類の作品の収録されています。

題名は違いますが、どこかで繋がっています。

イジメを受ける側、する側の心理描写が細かく、なぜイジメをしてしまうのかという部分が多少なりともわかるのではないでしょうか。

受ける側はもちろん辛いです。

ではイジメをする側は果たして嬉々としてやっているのか?実はそうではないという部分も何となくわかります。

サクッと読める内容の本で最後にはスッキリ出来る部分もありますので是非手に取って見て頂ければと思います。

 

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復讐プランナー (河出文庫)

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 最後に

 

 

 学生時代の楽しいイメージもこんな過去があったら決して思い出したくはないだろうなと思います。

この本はきっと勇気を与えてくれる本です。

私が子どもを持つ親になった時に我が子がいじめを受けていたら何とかしてやりたいですが、きっと本作の深沢君のように黙って何も言わない可能性があります。

そんな時にこの本を読んで、悪い事ばかりを考えずこんな方法もあるんだと知って欲しいです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。