こんばんわ
1週間が終わるのか・・・と先週も書いたように思いますが、本当に早い!
もう気が付けば10月も下旬に入りますね。
このまま一気に年末まで進んでしまいそうです。
時間が増える魔法でもないかと思う今日この頃です。
今日は今読んでいる幕末史に書かれている事について書きたいと思います。
今回の記事の内容
日本に代々受け継がれる恐ろしい遺伝
今読んでいる本は半藤一利さんが書かれた幕末史という本です。
半藤先生は今年亡くなったのでこの場を借りて御冥福を申し上げます。
こちらの幕末史は読み終わったら改めて記事にしたいと思います。
ですが、今回はどうしても書きたいフレーズがあったのでフライングではありますが書いていきます。
幕末の中で大きな転換期は黒船来航です。
200余年を海外との交易を制限し、海外との接触を断り貫いてきた江戸幕府がアメリカの4隻の船の来航により屈服するという場面です。
日本は戦乱から数百年遠く離れ、刀よりもクワを持ち平穏な日々を過ごしていました。
そんな日本に比べ、最新兵器を備えたアメリカ軍は脅威でしかありません。
大砲の大きさも違えば、船の性能も桁違いです。
そして、急に開国を要求する強硬手段に日本は狼狽します。
この時の役人のやり取りは「長崎に行け!」と頑なに来港を拒否します。
現場の実際に面会する中間管理職は完全な板挟みの状態になっていたわけですね。
と、歴史の話はここまでにして日本の考え方と言うのが如実に表れる事が書かれてありました。
それは、”嫌な事は起こらない!”という最強の楽観主義的思考です。
鎖国は続ける!だからアメリカ軍はこなかった!と考えていたそうです。
そんなわけあるか!と思う内容かもしれませんが、これが日本の古くからある問題の解決方法なのだそうです。
のちの世界大戦でも満州にロシア軍が攻めてきたら危ないから、ロシア軍は攻めてこない!だから守る必要はないという恐ろしい発想を軍の中枢は考えたそうです。
楽観的思考の恐ろしい最後
先ほど書いたように”嫌な事は起こらない!”という現実逃避をする行為は何にも解決をしません。
問題の先送りは自体を悪化させるだけの出来事です。
結局再度ペリー来航の時には日米和親条約を結び、その後列強各国とも条約を結ぶ事になっています。
しかも、このペリー来航に関しては唯一長崎で交易していたオランダから数年前に情報を受け取っていたにも関わらず、到着するまでスルーしている程の徹底ぶりです。
この対応の後に現政権では危ないといよいよ倒幕運動が本格化していきます。
嫌な事は起こります!
生きていれば良い事も悪い事もあります。
自分にとって悪い事が起こらないのはラッキーか、未然に防いでいるからです。
それでもいつかは発生してしまうのが人生です。
嫌な事は起こらないのではなく、いつかは来るから準備しようと考えるのが必然です。
ペリー来航の話などはあまりにもスケールが大きく、情報の信憑性もあったようですが周りの国がどんどん列強の支配下に落ちている事を鑑みればもう少し吟味してもよさそうなものです。
最後に
嫌な事は誰もが目を背けたくなる事ですね。
私も時には楽をしたいと思います。
勉強するくらいならベッドでスマホいじってゴロゴロしたい。
副業したくないからパソコンで動画見ていたい。
どちらの選択肢も進んだ先は後悔している姿が見えています。
今は辛い!と最初のハードルを越えるのは大変ですが人間は走り出せば進めます。
どうしてもこの思いを書きたくて今日は記事にしました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。