こんばんわ
この強風の中、私の傘は何とか生きております。
左右から攻めてくる風の勢いは凄まじく気を緩めると一撃で負けそうです。
今日も何とか耐え抜いてきました。
早く晴れ間が見たいですね。
さて、今日は岸田内閣が介護・保育の賃金アップに関して言及しました。
その事について記事を書いていきます。
今回の記事の内容
賃金アップは大歓迎!
今回、介護・保育士の賃金を9000円アップ(月額の3%程度)を打ち出しました。
財源は補正予算とこの先の国からの報酬を改定する事で賄うとの事です。
私は福祉介護の仕事に従事し、5年ほどになりますが賃金アップをしたのは業績が良く新規店舗をどんどん拡大する会社に勤めている時でした。
なので、多くの労働者は賃金は入社当時の据え置きがほとんどではないでしょうか。
この賃金アップは本当にありがたいです。
来春に実施されると言う事でそんな先の話でもありません。
賃金アップで現場はどう変わる?
では、ここからは過去に働いた私の個人的な見解を書きます。
今回の賃金アップで介護の現場がどう変わるかを考えてみたいと思います。
仮に会社が中抜きをせずに労働者にお金が渡ったとしましょう。
既存の労働者は喜び、人手不足が解消されるかもと思うかもしれません。
私はそんな事はないと思っています。
賃金が上がる事は喜ばしい事です。
しかし、介護の仕事は人手不足が解消するとは思えません。
今回の賃金アップで年間10万円ほどの収入アップですが、それで劇的に生活が変わる人はそこまでいません。
私が働いていた時に一番良くて年収270万円くらいでした。
ちなみに現在は年収180万円程度です。
一人暮らしならどうにでもなりますが、所帯を持つとどうあがいても苦しいです。
そして、もう1つの問題が働いても働いても虚無感に苛まれるからです。
仕事の内容に関しては1ヶ月もあれば大体覚えてしまう程度で難しくはありません。
しかし、それ以降が同じ事の繰り返しです。
これから人生の終わりを迎える人たちの安らかな場所であれば良いのですが、私が働いた場所はそんな事はありませんでした。
- 自分の家に帰りたい!
- いつ迎えに来るんだろうか
- ここで暮らす?馬鹿言ってるんじゃない!家が工事だから一時的にいるだけだよ!
など、家族の元を離れた事を受け入れられない人が多かったです。
それを無理くりなだめたり、話題を変えたりして誤魔化していました。
これが激動の時代を生きて子を育てた人の最後かと思うと悲しいですね。
そして、いつか自分もこうやって知らない人たちの集まる所に入れられるのかなって考えてしまいます。
会社としては入居率が高ければ良いのですが、現場にいる人の多くの人は決して楽しいと思う人はいないでしょう。
よく求人で見かける写真があります。
確かにこんな現場もありますが、多くは辛い部分が多いです。
人間の見たくない部分を露骨に見る事になります。
介護の仕事はどうすれば良くなる?
私の提案は現場から離れる時間を多く持つ事が必要だと思っています。
介護の仕事は年中無休なために長期休暇も取りづらく、ストレスが溜まりやすい環境です。
賃金が低いという問題もありますが、それよりも休みを増やす方が良いと思っています。
私の意見としては週3日以上は休みを取らないといけない!
と決めてしまう方が良いと思っています。
そして給与は据え置きです。
そんな財源どこにある?という話ですが、以前の消費増税時に福祉拡充の名目で使われた金額は全体の3割程度です。
その金額を全部使えば休みを増やし給与の据え置きくらいはできるでしょう。
人材募集よりも人材流出を防ぐ方が大事です。
最後に
損保が介護職の給与を大幅アップするという記事も見たので、今後は賃金面では上向きになるかもしれません。
なので、私の書いた事は実現しないと思っています。
しかし、賃金アップと同時に回収する政策が行われると意味がありません。
いつそんな事が起こるかわからないので、私は今の仕事だけでなく他の収入源も作る事にします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。