会社に頼らないで生きるブログ

自分の経験談、思ったことを書いていきます。簿記を勉強中!

私が出会った鬼たち【今週のお題】

 

こんばんわ

 

今日は今週のお題にあった「鬼」についての記事を書きます。

 

今回の記事の内容

 

 

私が出会った鬼たち

 

 

小学校時代に出会った鬼

 

 

 この話は私が小学校時代の時です。

小学生の頃に学校とは別に私たちの地域ではイベントがありました。

地区ごとの運動会、夏のキャンプ、クリスマス会、秋祭り、マラソン大会、球技大会、かるた大会と実にたくさんのイベントがあり、その度に招集されていました。

苦手な分野もありましたが、今思えばどれも楽しかったイベントです。

しかし、このイベントにはいつも鬼がいました。

 イベントが始まる前は友だちとワイワイ話しています。

学校の行事ではないため、そこまで堅苦しくはありません。

その和やか雰囲気を一喝して豹変させる人がいました。

その大人が登場し、「はい!静かに~!」と大きな声を出すと一瞬にして鎮まります。

いつもしかめっ面で大きな声で注意をするその人はみんなが恐れ、私の記憶ではイベントの時に笑っている事はなかったはずです。

なので、小学生の間では鬼の存在でイベントが引き締まる存在でした。

 しかし、その印象は中学生の時に変わります。

この地域のイベントは小学校までで中学生になると無くなります。

たまたまあの鬼の人と会った時に「〇〇~、元気にしてるか?」と中学校の廊下で会う機会があり、その時は小学生の頃には見なかった笑顔で声を掛けてきました。

「はい、元気にやってます。」と返し手を振って去って行く姿を見て、この人は鬼じゃなかったんだと気づきました。

 

 

中学時代に出会った鬼

 

 

 中学生の時に私は柔道部に入部していました。

季節の節目には大会があり、私も個人戦団体戦で参加していました。

私たちの学校は弱小だったので団体戦はよくて2回選、個人戦は3回戦までが良い所でした。

そんな私たちは大会が始まってすぐに出番が終わるので残った時間は他の試合の観戦をして過ごします。

そんな私が一年生の時に見たある学校は本当に強く開始数秒で全ての相手を蹴散らしていました。

「本当に強いよね。こんな相手と戦いたくないね~。」と話していました。

その時の優勝はもちろんその中学校でした。

 そして、半年後の県大会での事です。

団体戦で1回勝つとあの強豪校と対戦する事になります。

戦いたくないな~と思っていましたが、まさかの勝利で2回戦目に戦う事になります。

私は3番目に戦うのですが、前の二人は開始数秒で投げ飛ばされていました。

そして、私の番です。

審判の開始と共に相手が近づき、襟を掴まれた瞬間に体が無重力になりました。

審判が「一本!それまで!」の声で気が付いた時は相手の姿ではなく天井が見えました。

開始3秒で敗けたのです。

本当に強かった。

その中学校はそのまま無敗で優勝していました。

 

 

高校時代に出会った鬼

 

 

 高校になったらバイトをしたいと思っていました。

そして、地元の旅館で働く事が出来ました。

高校生に出来る仕事は雑用がほとんどで、料理の下準備や洗い物、寝床の準備など多岐にわたりました。

忙しい職場でしたが何をしたら良いのかわからない私は一緒に働いていた友人に「何するの?」と聞いていました。

友人も「さぁ~?」と首を捻っていました。

その姿を見つけたあるおばちゃんが、バン!バン!と机を叩いて「話している場合じゃないよ!仕事をする!」と大きな声で怒鳴ってきます。

どうやらそこからロックオンされたようで、怒鳴られながら仕事を回されていました。

寝床作りの時には別の人とペアを組んでいたのでその時だけが心のやすらぎでした。

根性の無かった私はそのバイトを1週間で辞めています。

それでも、あの鬼のおばちゃんに会わなくて済むなら良いやと安堵したものです。

 

 

最後に

 

 

 今思えば大した事ない鬼ばかりです(笑)

小学校に出会った鬼は普段は優しいおじさんですし、中学校に出会った鬼たちは努力をしなかったから負けただけです。

高校に出会った鬼は今の私なら仕事で負ける気はしません。

要は思い込みだったのだと思います。

この世にいる人は鬼でも化け物でもありません。

架空の強さを想像し、自分には・・・と思うから相手の力量を見間違えます。

私たちも人間、相手も人間です。

そこまで気負う事はありません。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

今週のお題「鬼」