こんばんわ
今日は読書感想文の回です。
今回の記事の内容
仕事は段取り八分で決まるんだ!
本書は今から30年前に刊行された本です。
それでも十分役に立つ情報もありました。
しかし、逆に時代的に難しいものもあります。
本書の段取り八分は私が今から10年前の営業時代の社長に言われた言葉です。
懐かしい気持ちもあって読んでみました。
段取り八分と言われる理由
本書の仕事術を全部書くと大変なので段取りが八分と言われる理由を抜粋します。
なぜ、ここまで段取りが大事なのかは多くの人が大体わかっていると思います。
仕事をする上で準備をした人としてない人のどっちが有利か?という話です。
もちろん前者の方が明らかに有利になります。
そんなの当たり前でしょ!って思うかもしれませんが、実際の仕事をする上でいくつ準備をして仕事をしていますか?
新人の頃は試行錯誤していたが、数年経って慣れてくると要領も覚えて頭でするより体で仕事をしてくる人が増えてきます。
ここが後に大きな差になります。
誰でも出来る段取りの極意
この本で大事な事として書かれている事は誰でも出来ることです。
その方法とは仕事の前にシュミレーションをする事です。
具体的には今日一日の仕事はこうやってみようと終業までの流れを組み立てるのです。
15分~30分くらいで大まかな流れは作れるはずです。
この効果は意外に大きく仕事の無駄な時間を省く事が出来ます。
仕事をシュミレーションする時に10分休憩など組み込む人はあまりいないため、次から次へと仕事に取り掛かるように自己暗示をするような形になるからです。
それが習慣化するとこの仕事はもっと効率良く出来ないか?時間短縮できないか?など考える余裕が出てきます。
この思考回路が手に入る事が後の大きな自分の力になります。
時間は有限である事を把握しよう
この世の中で唯一平等に与えられているモノが時間です。
時間を有効活用する事も大事だと本書には書かれています。
1つの仕事をしながら2つの事をこなす。
私が実際にやっていた方法としては、2つの見積もり依頼が来たとします。
2つの見積もりを自分でやると1時間掛かるのですが、よくよく内容を見ると私がやった方が良い見積もりと他に任せても間違えないような見積もりでした。
自分がやった方が良い見積もりは自分でこなし、誰でも出来る仕事は依頼して2つの見積もりをほぼ同時に仕上げていました。
仕事に終わりはありません。
終業時間までは常にファックス、メールなどで仕事の依頼が押し寄せて来ます。
店頭の販売員なら接客で時間が奪われます。
時間を効率化する方法は各業種ごとに隠れた所に存在します。
是非とも見つけ出して、自分のモノに出来れば是即ち無敵なり。
本書の中で現代には使えない項目
最初にも書きましたが30年も経過するとやはりやらない方が良い事もありましたので書いておきます。
それは本書の中で第六感を鍛えよう!というページがありました。
その方法の中で電車の中で出来る事が挙げられています。
乗客の服装や背丈などを見て、どんな人なのか仕事や単身かなどを想像してみようとありました。
これ現代でやるのは少しリスクがあります(笑)
知らない人をチラッと見るなら良いのですが、想像するためには多少なりとも凝視する場面もあります。
もし、この時に目が合って変わった人だったら因縁を付けられる可能性だってあります。
私の場合ならイキった若者たちにおやじ狩りに遭うかもしれません。
令和の時代ではオススメできません。
それ以外はまだまだ活用できますよ。
段取り八分で決まるんだ!を読むならこちらから↓
最後に
仕事はスタートする前に勝負が始まります。
デスクに到着してから考える人と会社に向かう途中で既にスイッチが入っている人では同じ始業時間からのスタートダッシュが違います。
本書にも書かれていますが、1日の小さな積み重ねは長い年月で果てしなく大きな差を生みます。
今からでも遅くはない、365日後には信じられない自分になっています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。