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”シンデレラの五重殺”を読んで【参考読書時間:4時間】

 

おはようございます。

 

今日は読み終わった本の読書感想文です。

 

もくじ

 

シンデレラの五重殺 あらすじ

 

 

 この話は2人のアイドルの卵が大掛かりなイベントによって1人に絞られ大々的にデビューするという話から始まります。

1人は松永栞という和風でどこか妖艶な雰囲気を醸し出す女性、もう1人は京極美奈子という栞とは正反対の明るい雰囲気で活発なイメージの女性です。

この真逆の2人が最終選考まで残り、記者会見の場でこれから華々しいデビューが決まるシンデレラ計画の発表となります。

選ばれたのは”松永栞”でした。

そして、その晩に悲劇が起こります。

松永栞が死体として見つかります。

見つけたのは栞の兄で、しかも殺され方が異常でした。

検視の結果、毒殺、撲殺、絞殺、溺殺、刺殺と5通りの方法が試された事がわかります。

シンデレラ計画でデビューが決まった当日の夜にまさかの出来事が起こり、ここからさらに大きな事件に発展する事になります。

 

 

本書の読みどころ

 

 

 本作品は吉村達也さんの氷室想介シリーズです。

氷室想介は普段はサイコセラピストとして仕事をしています。

しかし、その並外れた分析能力や推理力を見込まれ警察に協力する仕事もしています。

身長は180㎝を超えているが物腰は柔らかで、いつも白衣を着た人です。

今回も氷室想介が大活躍の事件です。

 今回の事件はまずシンデレラに決まった松永栞が殺害される所から始まりますが、事件はこれだけでは済みません。

この後もシンデレラ計の関係者にも魔の手が伸びます。

次は自分の番かもと恐怖する人の心理描写も読み所の1つです。

そして何よりも、松永栞の謎の死を追跡中に次々と事件が起こるというスピーディーな展開で話が進むので、次が気になってしょうがない作品です。

犯人がなぜ栞やその他の人を殺害しなければならなかったのか、真実を知った時に犯人こそが本当の被害者の1人だったという悲しい結末でした。

 

シンデレラの五重殺を読むならこちらから

シンデレラの五重殺 (光文社文庫)

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最後に

 

 

 吉村達也先生の作品は今までたくさん読んでいます。

氷室想介シリーズ以外にも温泉と刑事のシリーズもあり楽しませて頂きました。

特に氷室シリーズは主人公が細かい矛盾を見逃さず的確に推理するシーンはスカッとします。

私も小説を読みながら色々推理しますが、いつも外れています(笑)

今回も最後の最後でミスしています(涙)

作家さんが心血注いで作ったトリックを一発で解ける日が来ることを楽しみにしつつこれからもミステリー小説を読みたいと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。