会社に頼らないで生きるブログ

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”給食のおにいさん 進級”を読んで【参考読書時間:3時間】

 

おはようございます。

 

今日は読み終わった本の感想文の回です。

 

もくじ

 

 

給食のおにいさん 進級

 

 

 本作品はとある小学校の給食室で働く佐々目という男性が主人公です。

小学校での給食は楽しいひと時ですが、中には苦手な子もいます。

嫌いな食べ物がある日、授業とは違い生徒同士が楽しむ場だが仲の良い友達がいない場合などは辛く苦しい時間になります。

そんな子たちと給食を通して関わっていくのが本作品です。

 

 

本書の面白かったところ

 

 

 主人公の佐々目は料理人を目指していましたが、プライドが高く中々仕事が長続きしませんでした。

何とか資金を貯めて小さな店舗を構えたが火事になって全て水の泡となります。

落胆した彼が辿り着いた先が小学校の調理という仕事です。

毎日320食もの大量の料理を作りつつ、職場のスタッフと連携を深める中で少しずつ自分を見つめ直し成長する過程はやはり良いですね。

 他にも面白いのは様々な悩みを持った小学生たちです。

給食を食べたがらない生徒、嫌いな食べ物を給食の時はたくさん食べさせられる生徒など明らかに変な生徒が出てきます。

生徒たちも本意ではない、だけど出来ないという給食から見える心理面がまた面白いです。

誰にも言えず、誰にも助けてもらえないこの状況を何とかしてあげたいが、彼が出来るのは美味しい給食を作る事だけ。

彼の給食によって生徒たちが少しでも心を開くようになれば!と気持ちを込めて作ります。

 

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給食のおにいさん 進級 (幻冬舎文庫)

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一度だけ辛かった給食時間の思い出

 

 

 給食の本という事で私も記憶を辿ると給食はほぼ残した事がありません。

むしろ、おかわりをする側で通常の倍は食べていたと思います。

なので給食の時間は楽しかった思い出ばかりなのですが、一度だけ困った事がありました。

中学の時です。

その時は机を合わせてご飯を食べるのですが、なぜか前に座っていた数人女子が私の顔を見て笑っているのです。

理由はわかりませんが、ずっとこっちを見て笑っています。

「何がそんなに面白いの?」と聞くとまた爆笑・・・こいつらと段々ボルテージが上がってきます。

人の顔を見て笑い続けるとは何とも酷い話です。

しかし、周りの人は誰も助けてくれず、しょうがないのでとっておきの変顔をして給食の時間無くしてやりました。

私の場合は幸いに自己流で打開できましたが、もっと小さい時だったら嫌な時間になっていたかもしれません。

 

 

最後に

 

 

 読書をして思った事ですが、登場人物が私より年下な事が多くなりました。

以前は同世代だったのに今では10歳近くも下になっています。

しかも、サクセスストーリーになる事が多く不意に”自分は?”と考えると悲しくなってしまう時があります。

ただ負の感情は数秒で消え去り、まだまだ精進が足りぬ!と切り替えています。

今日もこれから作業をやります!!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。