おはようございます。
今日は読書感想文の回です。
もくじ
カブキブ
高校生になった来栖黒悟は今時には珍しい歌舞伎が大好きな少年です。
そんな彼は部活で歌舞伎をやろうと意気込みます。
彼には村瀬とんぼという親友でおり良き理解者がいます。
ただし、2人では部活とは認められないために部員を集めるために奔走します。
すると、とんぼがカブキブに良さそうな人材の情報をリストアップします。
そう、とんぼは情報収集能力など要所要所でとても頼りになります。
ここからカブキブがスタートします。
面白かった所は”スカウト編”
カブキブの部員集めにリストアップされた人材は実に多彩な人間です。
- 浅葱芳 2年 演劇部のスーパースター
- 丹羽花満 2年 日本舞踊スペシャリストの御曹司
- 阿久津 新 1年 歌舞伎の経験者?
彼らを引き入れるために東奔西走の日々を送る黒悟です。
浅葱芳先輩を引き入れるためには、演劇部部長のキリコという空手の手練れを通す必要があり、下手に接すれば空中回し蹴りが飛んできます。
丹羽花満先輩は高校生になってから踊りを辞めて格闘技に熱心になっています。
その名の通り、体も大きく見た目には熊のような人間です。
最初のコンタクトは出来ましたが、ぶっきらぼうに断れてしまいます。
最後の阿久津新はバンド活動に熱中しています。
自分の事をイオフェエルと呼び、女子のファンもそこそこいます。
ただし、歌は絶望的に下手で歌詞のセンスも皆無と言って良いほどです。
そのため、彼はバンドをクビになってしまいます。
そんな彼をカブキブに誘うのですが、彼は頑なに断ります。
色々と問題が多いスカウト部分が実に面白いです。
各話でキャラクターたちがよく引き立ち、イメージもしやすいですね。
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最後に
本作を知ったのは今から7年前です。
読書が趣味となった時期に、たまたま古本屋で手に取りました。
ただその時は全巻揃える事が出来ず途中で終わっていました。
いつか読もうと思ってずっとそのままにしていたのですが、今回残りの巻数も手にれる事が出来たので読み直しています。
初めて読んだ感想は登場人物が実に痛快で続きが気になって仕方ありません。
浅葱先輩、丹羽先輩、阿久津、蛇の目、遠見先生、蛯原とどの人物も個性豊かな人たちで印象もしっかりと残っています。
私のお気に入りはお調子者の阿久津君です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。