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”カブキブ!7”を読んで【参考読書時間:3時間】

 

こんばんわ

 

今日は読書感想文の回です。

あの作品を一気に読んでしまいました。

 

もくじ

 

 

カブキブ 前回までのあらすじ

 

 

 歌舞伎大好き黒悟は高校に入学後にカブキ部を作るために奔走する。

黒悟の熱意に徐々に人が集まり、2年生の夏には様々なトラブルを乗り越えて11人の部員数になりいよいよ部へと昇格する。

 カブキ部は文化祭の公演に向けて夏合宿を敢行し、それぞれの課題を乗り越えていきます。

合宿最後の地元の夏祭りの公演では外野からヤジが入り、またもトラブルに見舞われますが部員たちの結束を固める事に繋がります。

そして、2学期がスタートし文化祭への準備もラストスパートに入ります。

課題は山積みだったが、手芸部や体操部、部活をしていない人らの助っ人、阿久津新の元バンドメンバーも参加し、本物の梨園の蛯原仁もカブキ部に巻き込まれて関わってきます。

一番の問題であった黒悟ととんぼの喧嘩がありましたが、彼らの信頼はそんな簡単に崩れる事はなく元に戻ります。

そのおかげで文化祭に何とか間に合う事が出来ました。

 文化祭当日は朝一番に黒悟ととんぼが一緒に学校に行って準備に取り掛かります。

今回こそ公演が始まる前の問題は起こらないだろうと思っていたのですが、最後の最後に部長の黒悟が行方不明になるという大問題が発生します。

 

 

カブキブ!7

 

 

 カブキ部の公演が差し迫った中で、部長の黒悟が行方不明という過去最大級の問題が発生します。

黒悟が行方不明になる前に不審な点がいくつかありました。

まず1つ目は元演劇部の部長であるキリコさんが公演直前で浅葱先輩を呼び出していた事。

浅葱先輩は黒悟に相談し、代わりにキリコに会ってもらうよう依頼します。

次にその当人であるキリコさんのラインのIDが乗っ取られているという事が発覚します。

これらの情報を繋ぎ合わせると、誰かがカブキ部の公演の邪魔を企ている事がわかります。

部員一同は動揺します。

さすがのとんぼも声を失ってしまいます。

開演時間まで残り30分を切って、万事休す・・・

しかし、ここで顧問の遠見先生が一喝します。

先生の檄を受けて冷静さを取り戻したとんぼが、みんなに指示を出します。

浅葱先輩と遠見先生に開演の延長を依頼する。

他のメンバーで場を繋いでもらう。

その間にとんぼと丸子で黒悟を探しに行く。

果たして黒悟は見つかるのか・・・・

 

 

ここを読んで欲しい!

 

 

 またしてもトラブルに見舞われるカブキ部です。

今回の切羽詰まった状態は過去最高です。

とんぼの対策も素晴らしかったのですが、開演延長の30分の場繋ぎにみんな頭を悩ませていました。

ここで蛯原仁が登場します。

異常事態を知った彼が駆けつけてくれるシーンは完全にヒーローです。

彼は最初カブキ部に名義貸しのみを約束します。

自分の名前を貸しているのに公演を中止するという失態は許せず、カブキ部の緊急事態についに手助けをします。

それは彼の殻を破る瞬間だと思います。

蛯原仁が見せた男気、成長していく部分は私の中で一番の見どころです。

 

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最後に

 

 

 長編小説の終わりは寂しいものがあります。

数年前は4巻で止まっていましたが、本当は終わらせたくないという気持ちが強かったのかもしれません。

続きは見たくないけど、終わらせたくないという葛藤のある作品でした。

これだから読書は辞められません(笑)

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。