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”ミシン”を読んで【参考読書時間:2時間30分】

 

おはようございます。

 

今日は今週のお題にあった”最近なに読んだ?”ですが、丁度一冊の本が読み終わったので読書感想文の回です。

 

もくじ

 

題名がミシン

 

 

 本作品は嶽本野ばら先生のデビュー作品です。

ミシンとタイトルにありますが、裁縫道具のあれではありません。

実は名前なのです。

ミシンという人が登場する物語なのです。

本作品は短編集になっており、もう1つ作品が掲載されています。

 

 

本書の面白かった所

 

 

世界の終わりという名の雑貨店

 

 

 この作品はライターをやっていた主人公が廃業して、ひょんな事から雑貨店を営む事になります。

その雑貨店はマンションの4階で立地も悪く客はほとんど来ません。

一度特集を組まれてからは客足は少し伸びましたがすぐに閑古鳥が鳴いています。

そんな寂れたお店にある女性がよく立ち寄っていました。

店主とその女性の不思議な関係、そしてお店が閉店すると一緒に逃避行するというかなり劇的な流れになっていきます。

 

この物語の最後は悲しいものでした。

私が今まで読んだ恋愛小説にはハッピーエンドがほとんどありません。

その方が印象に残りやすいからでしょうか。

 

 

〇ミシン

 

 

高校生の女性が主人公です。

ブスでデブでチビと自覚している諦観を持ち合わせた少女です。

その少女がテレビでたまたま見たパンクバンドのボーカルに熱中します。

その熱中ぶりは凄まじく、ライブに行くのは当然で着ているものも同じブランドにするためにお年玉などで貯めたお金を使い果たすレベルです。

少女の熱中ぶりはどこまで行ってしまうのか?

 

この作品は読むと徐々に私の経験から色々と推測してしまいました。

バンドグループに騙されて痛い目に遭わされるのか?

と怪しい雰囲気を醸し出していました。

恋は盲目というように熱中すると人間のパワーは満ち満ちて止まらなくなるのだと思う1作品です。

 

ミシンを読むなら↓

ミシン (小学館文庫 た 1-4)

ミシン (小学館文庫 た 1-4)

 

 

最後に

 

 

 読書はやろうと思った時に始まります。

私にそのタイミングが訪れたのは33歳になった時です。

それまでは読書は大事だろうなと漠然と思うにとどまっていました。

若いうちに読むべきとか、今読まないと後悔するという謳い文句がありますが、決してそんな事はありません。

読書も何もかもそうですが、やりたい時に始めるのが一番です。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

今週のお題「最近おもしろかった本」